アルインコの6m FM機2010年07月11日 17時53分55秒

最近51MHzの狭帯域専用周波数に、FMで出てくる「違法局」がいます。

バンドプランでは51MHz以下は狭帯域用なので、免許を受けているアマチュア局であっても違法運用になります。

CBから移行してくる違法トラッカーなどもいます。彼らは最初から電波法は無視です。

なんで6m FMなんでしょうか? 2m 430 は既に違法局であふれています。 6m はまだまだ空いています。しかも Esが出れば、彼らの好きな「し~きゅ~ でんま~く えくすすれ~~い」も可能です。

しかし一番の原因は 「安価な 6mFM 機 が販売されており、しかも送信可能周波数がバンドいっぱいの50~54MHz」というのが問題だと私は考えています。

現時点で 6m FM 専用機 は アルインコのDR-06DX/HXだけです。 ネット時用での販売価格を見てみると、なんと DR-06DXは30000円を切っています。安易に飛びつきやすい価格です。

ここでメーカーに 「なぜバンド幅一杯をFMで送信出来る様な仕様で販売するのか。」 という質問をしてみました。
「将来的にもしかしてバンドプランが変わり、51MHzより下でも
FMが出られるようになったときのため」という回答をさせないため、そのようなことはほぼないと思うという意見を添えてあります。どういう返信が来るでしょうか。

現在販売されている 2m 430 の機械も、もちろんバンド幅一杯にFMで送信出来る様な仕様ですし、そういう仕様だということも知っています。HFのオールモード機だって、FMで色々な周波数に出ることが可能だということも知っています。 じゃあお前は何で6m機だけ問題だというのか、という意見が出そうですが、理由は簡単。私は6m愛好家であり、そのような違法電波の侵入を許したくないからです。

HFオールモード機は比較的高価ですので、違法運用のために免許を持たない人間が購入することはほとんど無いでしょう。それに比べ、VUのモノバンド機は比較的安価です。 特にアルインコ社は。 だから問題なのです。

電波法違反を幇助、または助長していると皮肉られても仕方がない無線機の販売はやめてもらいたい物です。
せめて 51MHz以上でしか送信出来ない仕様にすべきです。

JARLはこういう問題に対してどう考えているのか、たずねてみます。
そもそも問題だと思っていないかもしれませんが。