2011 ALL JA コンテスト レビュー2011年05月02日 22時55分08秒

まずはALL JAコンテストにご参加になられた各局、お疲れ様でした。そしてQSOしていただいた皆さん、ありがとうございました。今年もいつも通り X50H に参加しました。今年の参加については色々考えたのは先日の記事の通りです。とにかく自分としてはできる限りの事をしたつもりです。
過去の交信データを振り返り、SSB CWの切り替えとかアンテナの向き、サブアンテナの使い方など。そして今年も去年と同じ目標としました。QSO 600 over Multi 30 over です。コンテスト前日のコンディションは素晴らしく、国内大オープンの一歩手前でした。近距離Esが今年初と思われますが発生し、1からは2の西部以西が聞こえるという凄いコンディションでした。このコンディションがコンテスト当日に出れば凄いことに・・・・ しかし連日という事はないだろうとは思いました。しかしコンディションその物は期待していました。


当日のコンディションはあまりぱっとしない状態で推移しました。日中のEsも大きなものはなく、当地からは12時過ぎに沖縄が。15時過ぎに宮崎のJA6YBR/bが時々聞こえるという感じでした。昨年も同じことを書きましたが、開けすぎると6や8に有利になってしまいますので、ALL JAでは大オープンは無いほうがいいのです。

当日は20時前からシャックに入りました。20時半過ぎまでは適当に他のバンドも含めて様子を見ていました。結果的には他のバンドの様子はよく分からず、直ぐに6mに戻りました。GWは伸びているようで、JA5RCT/5 松山市 JI5OZF/5 安芸郡北川村 JO3DBN/3 吉野郡上北山村 等がよく聞こえていました。 20時半頃から 50.263MHz という周波数でCQを出しました。 しかし本当はもうちょっと上がいいのです。 50.300MHzのちょい下が自分としては好きです。 250 に近いと混雑で QRMが激しくなるからです。上過ぎると下、から呼びにまわる局にとっては届きにくくなってしまうので、途中でやめてしまう局もいるかもしれません。

CQを出していると、コンテスト仲間の JH9UJB/1 7L1WQO 両氏から声がかかりました。そのままラグチューをしながらコンテストに突入しますが、ラグチューの途中で「周波数チェック」が何回も入ります。その都度「使ってまーーす」の声を(^^;)

コンテスト開始直後のスタートダッシュは昨年よりずっとよかったです。以下のような感じでした。

  4  30 2100 JH9UJB/1
  4  30 2100 7L1WQO   
  4  30 2100 JL1ABJ     
  4  30 2100 JJ1RSH    
  4  30 2101 JA1YAQ    
  4  30 2101 JA0BHH/1   
  4  30 2101 JR1SLT     
  4  30 2102 JF1DWJ     
  4  30 2102 JF1MLG    
  4  30 2102 JH1XEK    
  4  30 2103 JN1ATL/1  
  4  30 2103 JR1FNA     
  4  30 2103 7K2ODM/1   
  4  30 2104 JA1ZGO     
  4  30 2104 JA1IZZ    
  4  30 2104 JL1VJX     
  4  30 2105 JF1XEP     
  4  30 2105 JA1PYP     
  4  30 2105 JE1MPR/1   
  4  30 2105 JE1YEM     
  4  30 2106 JQ1BVQ     
  4  30 2106 JA1ZBW    
  4  30 2106 JO1TGF    
  4  30 2107 JR1WCP/1   
  4  30 2107 JA1XUY    
  4  30 2107 JI1TYY    
  4  30 2107 JJ1KKT    
  4  30 2108 JQ1FXQ     
  4  30 2108 7L3NOO    
  4  30 2108 JF1UJV     
  4  30 2108 JG1INV     
  4  30 2108 JK1OTP     

今年も開始3時間はSSBでRUNでした。この方針は自分なりに考えた結果ですので、昨年に引き続き実施しました。開始三時間で日が変わりますが、そこまでの目標交信局数は 200 です。昨年とほぼ同じペースで推移しました。震災の影響で局数が減ると思いきや、昨年と変わりません。外出を控えているためか、無線をやる人が減らないのでしょうか。仮眠開始はいつも3時。それまでの交信数は 293 と昨年実績-3。 安心して仮眠につきました。ちなみにマルチも昨年同等でした。再開は5時です。

再開後5時台には愛媛市移動の JA5RCT/5 とQSO。6時台に弱いEsなのか鹿児島からJR6HMJ局 がコールしてくれました。しかしその後は続きません。午前中の MS は結構頻繁に出ていました。自分がCQを出している周波数でどなたかがCQを出しているのか JA5 というコールが何回も確認できました。まああちら様にも同様に戸時々届いているのだとは思いつつCQ連呼。9時台には北向けにしたところ、MSのロングバーストで JL8GFB 局がコールしてくれました。 応答は超早口でフォネティックコードは使わず 「JL8GFB 5910H!」と。しかしロングバーストだったので挨拶までできてしまいました。その後は MS対応CQ でしばし運用。 「JA8C?」局から何度もコールされますがQSOには至らず。残念でした。どなただったのでしょうか?是非コメントいただけたらと思います。

その後大きな変化はあまりないまま推移していたのですが、コンテストより下の方の周波数ではDXの入感もあり期待していました。
Esで聞こえてきたのは JS6RGY局 。沖縄です!!!   2 3エリアなどの西の壁が大きかったのですが、12:12に遂にQSO!  1マルチUPです。その他の九州も期待したのですが続きませんでした。

大きな変化が遂に来たのは17時台。アンテナを南に向けると 「ふわふわ」 と他のエリアの局の信号が聞こえます。
待ちに待ったスキャッターです!!!! 強いところを探すと南南西。
「CQ contest 南南西スキャッター」 と懐かしのフレーズ(?!)を交えてSSBでCQ。数局とQSO後直ぐにCWに。CWの方がうまく活用できると判断したためです。
作戦は成功し 3マルチUP!!  コンテスト中のScの活用はマルチで勝負の固定局には必須条件です。

その後18時台にはなんと小笠原の JD1BLY局 が入感。 やはり 2 3以西の壁が厚くなかなか抜けません。しかし 18:18 にQSOできました。 貴重なマルチです。ありがとうございます。

今年は心配していたとおり7の局が極端に少なかったです。当たり前ですが。いつもとりにくい山形はだめでした。岩手は今年はできませんでした。青森は今年もだめでした。
 
終了前はSSBでRUNしました。 20時半頃から 50.250MHzがなぜか開いていたのでそこで。この時間帯にここをキープできたのは嬉しかったです。下から呼びに上へ移動する人が多いからです。30分で10QSO。まずまずの局数で終わりました。 最後はJH1TID局でした。

21時で終了後、50.250MHzでお馴染み各局と反省会。今年は JA1AGJ JJ2JQF/1 と3局でラウンドQSO。 JQF局は強風でポールが倒れ、車に直撃したとのこと・・・ 大事に至らずよかったです。

暫定結果の報告です。自分はいつも50MHz H部門に参加と明言していますし、実際コンテスト中にHのナンバーを送っていますので他の方への影響はほぼ無いと思い、ここに発表します。







去年のスコアを超えることができました。また目標を局数、マルチともクリアーできました。ひとえに交信していただいた皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

既にQSLも印刷し、JARLビューローに発送済みです。

昨年の交信データとの比較です。


2009年との比較です。


これをみると今年は去年をわずかに超えましたが、2009年よりはかなりの差があります。コンディションの違いによるものでしょうか。

最後にQSOしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。また次のコンテストでもよろしくお願いいたします。自分は固定からどれぐらいできるかという事に重きを置いて参加しています。都市ノイズもありピックアップできないことも多々あろうかとは思います。お呼びいただいたのにQSOできなかった皆さん、次回も是非コールして下さい。アンテナを振りながら追っかけます。よろしくお願いいたします。