同軸ケーブルの死亡 ― 2015年12月19日 00時01分11秒
以前は 10D-SFA を使っていました。SFAケーブルは芯線は銅線でした。このケーブルは10年以上使用しましたが全く問題はありませんでした。アンテナの給電部から一本でRIGまで引いていました。
昨年建て替え時に使ったケーブルは 10D-SFA-Lite でした。今までのSFAケーブルとは違い芯線を動線から銅メッキのアルミ線に変えたものです。直流抵抗は増えますが高周波では表皮効果でほぼ性能は一緒というケーブルです。しかし芯線がアルミ線に変わったということは耐久性はどうなのでしょうか。
建て替え時にも以前と同様アンテナの給電部からRIGまで一本で引いていました。しかしやはりアルミ線。可動部はアンテナの方向を変える運動に耐え切れなかったのでしょうか・・・ 突然ある特定方向で信号が受信できなくなってしまいました。
動画です。
信号がバサッと切れるのがお分かりいただけるかと思います。
やはり低損失ケーブルSFA-Liteを用いる場合は、回転部までは他のケーブルにしておいた方が良さそうです。 と当たり前のことだと思われる方も沢山いらっしゃると思いますが、以前の10D-SFAの使用経験から大丈夫だろうと思っていたのです。
おそらく 10D-2V or 10D-2Wとまた 10D-SFA-Liteを繋ぐことになると思いますが、中継コネクターは用いず MJ MP or NJ NP にしようかとも思います。
144 と 430 には 8D-SFA-Liteを使っています。同じように回転するところの可動部にもです。将来が心配です。
コメント
_ JM1FHL 上條 ― 2015年12月19日 18時46分37秒
_ JI1ACI ― 2015年12月20日 10時13分04秒
電線屋の公式見解は「FBやSFAは回転部に使わないでください」でした。外部導体の銅箔、アルミ箔の部分が問題になるようです。
Liteは銅とアルミの境界のところが剥離することがあるようです。どうしても、回転や曲げには弱くなるようです。
某電線メーカーの同軸開発責任者(定年退職しました)はアマチュアでもあったのですが、「おれは10D2Vを使ってるよ」でした。
_ JP1LRT ― 2015年12月29日 10時02分44秒
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同軸ケーブルの情報ありがとうございました。
予想通りです。
私は金属加工の仕事をしていますが、銅は粘り強く割れる事はありません。
その代わり曲がり易く、加工は難しいです。
アルミ合金は、純アルミですとかなり柔らかく割れづらいのですが、強度を高めた物は硬い代わりに割れ易くなります。
やはり銅線の方が安心ですね。
重いのがネックですけど。