ALL JA コンテスト レビュー 20162016年04月25日 08時44分16秒

まず初めにお礼を申し上げます。QSOしていただいた皆さん、ありがとうございました。今年も頑張ることが出来ました。昨年の結果には届かなかったものの、目標値に届いたのはQSOしていただいた皆さんのお陰です。重ねてお礼申し上げます。

今年は体調が優れず喉も痛い中X50かC50か迷いましたが、いつも通りのX50といたしました。数日前より気をつけていたのに風邪を引いたのか喉の調子がよくありませんでした。移動運用も視野に入れていましたが、モチベーションもあがらず、何の準備もなく当日になってしまいました。仮眠もせず臨みましたので自分自身完走できるか不安でしたが、いざ始まってしまえばアドレナリンが噴出されたのか頑張ってしまえました。

目標は例年通りのQSO 600 over Multi 30 over です。

サブのリグは昨年同様IC-575を使いました。IC-7300とかほしいです・・・。
ア ンテナはメインの18mH 8ele、サブは13mHの横向き 2eleと11mh 5/8λGPです。サブアンテナをIC-575に接続し、切替器で使い分けました。ヘッドセットは今回も使いませんでした。おにぎりマイクです。ヘッドホ ンも音漏れがするのでカナルタイプを使用しました。夜中の運用でも安心です。

今年もノイズレベルが特に西から南西方向で高く、苦労が予想されました。しかしこれはどうしようもないことなので諦めるしかありません。事前の準備は何もしませんでした。買い出しもなし、仮眠もなしです。
オペレーションスケジュールはいつも通り最初の三時間はSSBでRUN、その後朝の8時まではCW、それ以降は適宜切り替えです。仮眠は例年通り3-5時を予定しました。

コンテスト開始前は一時間ほど前から 50.304MHz にて一般QSOをしていました。開始直前にあるクラブ局が 50.3015MHzに出現しましたがQSYして頂きました。弱い局だったら無視でもいいのですが、S9+ですので相手側にも相当な影響が出るはずです。効率悪くなりますよ、と伝えるといなくなりました。しかしなんでそのに出てこられるのだろう?と疑問を持ちました。7MHzの様な狭いところならいざしらず、広い50MHzで効率を落とすような周波数選択をする必要性は無いと思います。またコンテストの途中NBを切っていて7kHzも離れているのにバリバリいう局もいました。私のRIGの受信性能が良くないのでしょうか・・・ またあるクラブ局からコンテスト中に被りますと申告がありましたが、NBが入っていると離れていてもかぶりますから切ってみてくださいと言ったところ、その後の申告はありませんでしたので、やはりNBが入ったままだったのでしょうか。コンテストのような混雑している状況ではNBは中々入れられませんね。

開始直前からアンテナはいつも通り筑波山向けです。

開始直後は快調に呼ばれます。10分で36QSOできました。


しかしその後はペースが落ちます。昨年は2時間で200を超えましたが、今年は181。最初の3時間で目標値、いやこれは絶対に確保すべきという値は200ですが、今年はギリギリの214です。昨年比-40です。これはやばいと焦りが出てきました。とりあえず予定通り0時過ぎからはCWです。家庭内SWR悪化防止です。
CWに移行すると若干レートは回復しましたが、昨年の結果には追いつかないまま推移しました。

体調も万全でない中モチベーションの維持ができず、2時34分の交信を最後に仮眠につきました。起床したのは5時で、その後の交信は 5時10分から開始でした。

6時過ぎに JK8PBO さんがMSで呼んでくださいました。貴重なマルチです。
また14時過ぎにはJA6TEWさんがやはりMSで。ありがとうございました。

しかし大きのコンデイションの変化はありません。GWの伸びも悪く、Scもない。DX Clusterを見ても全く入感なし。コンデイションが悪いと人が逃げます。マルチバンダーは出てこなくなります。バンドが閑散としてきました。人がいないとPhoneは疲れるので、自然とCWに集まります。で、ひたすらCQ CQです…

NICTのサイトを見ていると夕方からEsのデータが上がり始めました。しかし国分寺が8MHz超え、山川が7MHz超え程度で推移します。HFのハイバンドは楽しいことになっていると想像できますが、これでは50MHzでは遊べません。


これは19時過ぎのバンドスコープです。ありえないくらいスカスカな状況です。マルチバンダーはやはり50MHzを早々に見捨てた感じですね。人がいないと人が出てきません。その悪循環でしょう。RBNを見てもすでにQSOした人ばかりです。

それでも最後まで完走しました。もうこのバンドスコープを見ているとやる気が無くなり、元気もなくなったのですが… コンテスト中だというのにネットを色々検索していると・・・
“東北No.1”塩地美澄アナが初写真集 ホロ酔い“無防備姿”披露 」という記事が目に止まりました。ほ~~~!!!! と思い塩地美澄アナの写真を検索していると…  元気になってしまいました!!! ありがとうございました!!!   (^_^;)

20時過ぎには JA3 5 6と JA8 の弱いオープンがあったようです。私もおこぼれに預かれたらとアンテナを北に振っていると JA8CAR さんからコールしていただけました。 MSぽかったです。強くなくすぐ落ちましたので。

20時過ぎのQSOの内半分が 1st QSOの方でした。全体では少なくとも50局が1st QSOでしたが、その内の10局がこの1時間です。大変ありがたかったです。

今年も最後にいつも通りJF1KWG局が呼んでくるかと身構えてましたが、今年はそれはなく終了。(^_^;)

終了後に JK1WSH 7N4SJX JO1PHL/1 JP1LJH/2 JF9BLA/1 JJ2JQF/1 各局とお疲れ様交信をして電源断。

今年の電波伝搬状況は大変悪く、本当に忍耐のコンテストだったと思います。局数も昨年の結果には届かず、マルチは大変残念な結果に終わりました。ここ数年で一番マルチが取れないコンテストとなってしまいました。

さて暫定結果の報告です。自分はいつも50MHz H部門に参加と明言していますし、実際コンテスト中にHのナンバーを送っていますので他の方への影響はほぼ無いと思い、ここに発表します。
1局Dupeです。CWで面倒だったのでそのまま入れました。

昨年との比較では
一回も追いつきません。
2014年は自宅建替え中で移動運用でしたので、2013年との比較では
途中は今年がしたの時もありましたが、最終的には超えています。




以上です。

あのコンディションの中でしたので、仕方ないと思いました。

最後に、QSOしていただいた皆さん本当にありがとうございました。また次のコンテストでもよろしくお願いいたします。自分は固定からどれぐらいできるか という事に重きを置いて参加しています。都市ノイズもありピックアップできないことも多々あろうかとは思います。お呼びいただいたのにQSOできなかった 皆さん、次回も是非コールして下さい。特に今回も西方面にノイズ源があり、かなりきつかったです。ノイズのない地域ならばもっとできたでしょう。アンテナを振りながら追っかけます。よろしくお願いいたします。

なかなかコピー出来ない時にお願いがございます。コールサインの一部しか取れていない時に、例えば「JP1LRT こちらは Japan.....」と私のコールサインを前置きされる方がいらっしゃいますが、私自身私のコールサインは誰よりもよく分かっておりますのでおっしゃらなくて結構です。是非ご自身のコールサインを何回も繰り返してください。一回では取れないのでお願いしております。
SSBでは一文字ずつの確認をすることもあります。お時間、お手数をお掛けすることになりますが、時間帯によっては是非ともQSOしたいのでお付き合いいただければ幸いです。アンテナを振りながら聞くこともままございます。すぐに諦めてしまわれると非常に残念に感じてしまいます。我儘かとも思いますが是非可能なかぎりお付き合いください。
またCWでは PSE PSE AGN AGN と打っている時は、一回では取れないので何度も打ってくださいという気持ちが入っております。汲んでいただけるといただけると嬉しいです。

QSLカードはJARLに発送予定です。 PSE QSLとは書きませんのでご負担のようでしたら折り返しは結構でございます。

コンテストは本当に楽しいです。また次のコンテストでもよろしくお願いいたします。

画像QSLカード 0928-1010p2016年04月26日 09時47分03秒

Hamlogからデータを引っ張ってきて、交信データを電子画像QSLに変換するソフトウェアがあります。

0928-1010p というソフトウェアで JH3ECA 中島さんが配布してらっしゃいます。
ダウンロードは http://jh3eca.huu.cc/からのリンクで可能です。

私自身は電子QSLは eQSL を愛用しておりまして、QSLの電子化には大賛成です。
このソフトウェアも、電子化への後押しになるかと思い大変素晴らしいものだと思っております。

Hamlogからデータを移入するとはいえ、そのデータの表記にはかなりの自由度があり、ユーザー自身でほぼ全ての項目が変更可能となっています。 Hamlogの表記のまま発行すると「不備扱い」されることもありそうなので幾つか注意点を僭越ながら書かせていただきます。

まずは JH3ECA中島さんのページに表示されている画像です。リンクでご参照ください。
http://jh3eca.huu.cc/160107-075052.jpg
これが Hamlog からデータを引っ張ってきたデフォルトの状態です。

しかしこのままでは問題がありますので以下の点についてユーザー自身が修正をする必要があります。実際私にも届いた画像QSLをもとにしたはなしです。


1.交信周波数について
 多くの方が BAND と表記し、数字だけの画像を送ってきています。
 BAND は周波数帯を意味しますのでその単位が必須となります。
 MHzなのか GHzなのか、はたまた波長表記の m なのか cmなのかを
 明示しないQSLは不備として扱われることもございます。10MHzなのか
 10mなのかわからないという事態も発生します。 ご理解いただいている
方は MHz と単位を添えていらっしゃいますし、中には BANDではなく
MHz と単位をタイトルにされてらっしゃる方もいます。 もし BANDという
タイトルを使うのであればその単位も必要ですので訂正をお願いします。

2.交信時間について
 ほぼ全ての方が J と付けて発行していますが、これは完全なる誤りです。
 Hamlogでは 「便宜上」 JST を J と表記していますが、これはあくまで便宜上
 です。 J というタイムゾーンは世界に存在しません。 日本時間は India 、
 つまり I time zone ですので、 I  と表記せねばなりません。 しかし多くの方が
 日本が Iタイムゾーンであることをご存知ありませんので、無難に JST と表記
 するほうがいいでしょう。
 なお、 UTC を U と省略するのも誤りです。 U time zoneはアラスカ時間です。
 詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.timeanddate.com/time/zones/


3.相手の了解度と信号強度の項目について
 これも Hamlogの表記である His をそのまま使っている方が多く存在します。
しかしHis の意味は「彼の」ですので、ご自身がログを付ける際には「相手の」
 RS RST RSV , JT65等では受信したレベルを入力します。ログを付ける人にとっては
 「相手の = His」 であっても、そのままの表記でQSLを発行すると、受け取った人
には本来の「His」の英語の意味からすると「意味不明」状態になってしまいます。 
ここを理解している人は 「UR」 と直して発行しています。でも分かりやすいのは
やはりタイトルにはその交信に用いたレポート交換が何であったかを入力すること
でしょう。ですのでタイトルを「RS」や「RST」と直したほうがFBかとも思います。 
eQSL の様に 「UR Sigs」 を使うという手もあります。
少なくとも 「His」 というのは英語の意味から言っても誤りです。

以上です。




せっかくの素晴らしいソフトウェアですが、それで発行されるQSLに不備があったのでは残念です。ほんとうに残念です。このお話は作者の中島様とも共有させていただいております。