2mSSBのお祭り、泉州サバイバルコンテスト、私も色々な方とQSOできるので参加しています。え、この方が2mSSB?という出会いもあり毎年とても楽しみにしています。参加者も500人を超すなど運営サイドもご苦労もあると思います。
ただ残念なのはその規約に交信周波数の記載がないので、JARLバンドプランに沿う形で行われています。
毎年のこのお祭り期間中に、実は泣いている方々がいらっしゃいます。それはEME愛好家の皆さんです。
そんな事態を打開すべく、コンテストの交信にはJARLコンテスト周波数に限定する、という文言を規約に加えてはどうかと提案させていただきました。
その回答が来たので全文を紹介させていただきます。
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◎コンテスト用の周波数を設定してはいかがでしょうか?
上記のご提案について、過日泉州サバイバルハムクラブ月例役員会において協議しましたのでご連絡を差し上げます。
泉州サバイバルハムクラブのマラソンコンテストは30回目を超え、永年恒例の行事として定着してきました。
寒冷期へ向かう、比較的バンドが閑散とする11月に開催することで、少しでもVHS帯が賑やかになれば、また、普段VHF帯へQRVしない局も、コンテストの機会に、思わぬ遠距離交信を経験されるのも結構かと存じます
われわれ、関西のクラブ員も業務の合間を縫って、小遣いを出し合い関東への移動サービスを行なっているのも同様の思いであります。また、東海・関東各局もわざわざ関西へ移動運用に来て頂いているのも思いは同じと考えています。
毎年、500局弱の多くの局からログ提出を頂いており、多数の支持の下、暮れの風物詩として語られる「サバコン」でありたいと思います。
さて、コンテストで使用する周波数につきましては、JARLのバンドプランの範囲でなるべく広く使用して、ワッチされる多くの局に交信していただくことを目的としているため使用周波数の指定はしておりません。我々のアマチュア無線交信の基本は言うまでもなく、「ワッチに始まり、ワッチに終わる」ということをモットーとしており、コンテストと
いえども使用する周波数での「チャンネルチェック!」を欠かすことは決して無いものと承知しており、「使用中」の応答があれば他の周波数へQSYすることは当然であります。
また、コンテストに関心の無い方や、ラグチューを楽しみたい方たちの妨害をする意図など毛頭ないものと確信しております。したがって、コンテストが始まったためにQRMに頭を抱える局が増加するとは理解できません。
他のモードで競合するケースの場合も、お互いに紳士的な対応により、それぞれが楽しくHAMの運用を行っていけるものと確信しています。
今月の月例役員会での意見は上記の通りであり、かつすでに「JARL NEWS」および「CQ誌」への広報原稿は入稿済みのため今年度の
コンテスト期間中の交信中における「BRAKE!」の状況を記録するなど、今後の検討課題とすることとさせて頂きます。
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結論から言えば、今年もコンテスト用の周波数設定は行わないということです。今年もEME愛好家の皆さんはQRMに悩まされることになりそうです。
正直、事務局の方は提案の真意をご理解頂いていないと思い、再度メールをさせていただきました。以下全文です。
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返信ありがとうございます。
私自身も楽しみにしている泉州サバイバルコンテストです。賑やかになるのは大変ありがたいことですし、多くの方とQSOできて楽しませていただいております。
今回私が提案させていただいたことが正確には伝わっていないと率直に感じました。
あえて再度箇条書きにさせていただいきます。
1.コンテスト期間中にQRMに悩まされるのは主にEMEをやっている方々。
2.JARLコンテスト指定周波数に限定しても、泉州サバイバルコンテストの盛り上がりには一切影響しない。
3.EMEをやる人も同じく2mバンドを愛好している方々。
4.同じバンドを愛好するもの同士が軋轢を生む事は得策ではない。
5.軋轢を避ける手段があり、それによっても何ら失うものがないならばそれを選択するのが人の知恵。
簡単にまとめると以上です。
逆に質問ですが
1.JARLコンテスト指定周波数に限定した場合、事務局としてデメリットはあるとお考えなのか?
2.あるとした場合一体それは何なのか?
3.EMEをやっている方々をないがしろにしていいとお考えなのか?
4.EMEは主にJT65であるが、モードが違っている上で使用中か否かを判断できるのか?
5.言うまでも無くEMEは超微弱電波を取り扱っているが、僅かでもSSBのQRMによってQSOができなくなるという現状をご存知なのか?
6.クラブ事務局にEME経験者はいないのか?
モードの違いによらず、皆が等しく楽しめるように配慮するのがコンテスト主催者の勤めであろうかと思います。メンバーのJA1KK 武井OMは直ぐに提案の意図をご理解いただき賛意を表明されました。
残念ながら2mSSBに出ていらっしゃる方々全員が、EMEの存在を理解しているとは思えませんし、EMEをやっている方々を尊重しているとも思えません。なので影響がなくなるJARLコンテスト指定周波数にしてはどうかと提案させていただきました。簡単なことですし、事実上コンテスト開催に何の悪影響も与えません。むしろ事務局は他のモードに対する配慮をしたと評価されるでしょう。
あえてもう一度書かせていただきますが、簡単なことです。コンテスト中のQSOはJARLコンテスト指定周波数に限定する、と規定に書くだけです。
今年ができないならば来年以降の対応を期待いたします。
EMEをやっている方々は少数かもしれません。しかし無視していいいことではありませんし、解決できる簡単な手段がある事を是非ご理解ください。
この私からのメールは事務局員全員で共有していただきますようお願い致します。
決して無茶な事をお願いしてはいません。皆がハッピーになるWin Winの方法を提示させていただいただけにすぎません。
今年も泉州サバイバルコンテストには参加させていただきます。が、EMEが主に行われる周波数は避けて参加いたします。
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コンテスト周波数をJARLコンテスト周波数に限定する事によりEME愛好家との軋轢は避けられ、かつコンテスト運営に何の悪影響も与えないのですがそれをしないのは理解に苦しみます。
私自身は2mEMEは交信実績はありません。しかし無視して良いわけありません。超微弱電波での交信にはチャレンジされているところに、強力なQRMを与えていいわけがないのは、同じアマチュア無線家なら容易に理解できると思います。
EME愛好家の皆さん、諦めずに声を上げてください。
またSSB愛好者の皆さん、同じバンドにはEME愛好家もいる事をどうぞお忘れなきようお願い致します。
コンテストそのものは私もとても楽しみです。運営事務局も参加者が500人を超すなどご苦労もあると思います。色々な意見が来て大変だろうということは予測できます。ちょっとした注意喚起をしていただければEME愛好者の溜飲は下がるのではないかと思います。
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