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今年の夏の6m マルチホップEsによるDXに向けて2018年02月25日 22時27分53秒

昨年の夏のマルチホップEsによる6m bandのDXの様変わりはまだ記憶に新しいところです。 微弱な電波でもQSO可能なJT65によって、ほんの僅かなオープンでもSuper DXが可能になり、多くの方が興奮とともにヨーロッパ、北米、中東そしてアフリカとQSOしたことと思います。

しかし 50.276MHz 一波しか無かったので、国内専門の方やDXの信号が見えない方が、マルチホップEsで入感する非常に微弱な電波を潰してしまう現象がありました。その現象を目の当たりにした方々が中心ですが、SNS等で6m bandの特性を鑑みて、「国内通信」と「国際通信」を分離したほうが良いという意見が多数出たことは、その記事をお読みになられた方は既にご承知いただいているかと思います。

マルチホップEsでQSOをする際、日本は「奇数」で電波を出すことに自然と統一され、偶数側は静かな受信環境を作り、DXからの微弱な電波を待ち構えるという体制ができたのもCQ誌などの記事で紹介されました。 これは今年も維持されると思います。


しかし・・・・・・・・・・・・

国内外通信の分離はどうでしょうか。 WSJT-X , JTDX のデフォルトの設定周波数は

JT65   50.276MHz     ,    FT8 50.313MHz

とそれぞれ一波ずつです。 ( WSJT-Xでは JT65のALL Region向け周波数として
50.310MHz が設定されています。JTDXのデフォルトには入っていません。)

昨年SNS内のやり取りで、日本国内の通信を 50.273MHz でやってみませんかという話が出ました。実際少数ではありましたが 50.273MHzでのJT65のQSO実績もありました。

今年もマルチホップEsでSuper DXが入感している際は、互いにQRMになって共倒れにならぬよう、国内JT65通信は 50.273MHzでやってみてはいかがでしょうか?

で、ここからが本題ですが、デジタル通信の趨勢は既にFT8が凌駕しており、6m bandにおけるデジタルモードの通信もJT65からFT8に主流が変わっています。これはマルチホップEsにおいてもそうであろうと予想ができます。しかし実感としてFT8はJT65よりも混信に弱いデジタルモードであり、デコードできるボトムの信号もJT65に比較すると数デシベル高くなっています。そんなFT8で 50.313MHz 一波のみで国内外通信が行われたらどういう結果になるか・・・ 火を見るよりも明らかです。 潰し合って結局誰も得すること無く「遺恨だけが残る結果になる」でしょう。

同じバンドの愛好者同士で、同じデジタルモードの愛好者同士で軋轢を生んでも何ら良い事はありません。ここはやはり国内通信は他の周波数にて行われることが望ましいのではと考えます。国際通信は既に「標準周波数」が決定していますので動かすことは出来ませんが、日本の国内事情で日本国内の通信周波数をバンドプラン内で国際標準周波数からずらすことは何ら問題はないと思います。

50.276MHz 国際標準周波数  ,  50.273MHz SNS等で色々意見が出た中で試そうとした周波数。 3kHzダウンをさせています。
しかしFT8用の 50.313MHzの 3kHz下の 50.310MHzは、WSJT-X提唱のALL Region用のJT65周波数です。 50.276MHzだけでなく、混雑を嫌った局が出でくることが予想されます。

6m band FT8 の場合は国内周波数を 3kHz up の 50.316MHzで試してみてはいかがかなと「現時点では」思っています。 これはシーズンまでに色々な方と意見交換を行い、コンセンサスを得なければなりませんが。


6m bandのヨーロッパや北米などのSuper DXはSSNの低い今は夏場のEsによるものしか
あり得ません。ですので普段は WSJT-X,JTDXの標準周波数で国内通信をしても問題は発生することはないでしょう。しかしマルチホップEsでのDX入感があった場合は速やかに国内通信を行いたい方は、国内通信向け周波数に移ることが望ましいといえるのではないでしょうか。
昨年の夏にも書きましたが、DXが優先だから退け、というのではありません。DXが偉いわけでもありません。 6m bandの特性を考えればDXの入感頻度やその信号レベルなどは言わずもがなで、保護すべきものではないかという事です。繰り返しになりますが、国内通信派もDX通信派も 「同じく6m band愛好家」 であり、 「同じくデジタルモード愛好家」 なのです。それなのにあえて軋轢を生むようなことはしなくても良いでしょう。人には知恵があるのですから、軋轢が発生することを防止する手段を講じるべきで、それを行ったからと言って(つまり国内通信は他の周波数で行うという事)、失うものは何もなく、DXerからの強力な電波のQRMを受けずに国内通信が楽しめるというメリットしか無いのです。

昨年のマルチホップEsによるDXの入感は5月29日にスタートし、8月5日に終了しています。2ヶ月と1週間。その間だけでも国内外通信の分離ができれば十分です。

いかがでしょうか? 皆さん。 今年はシーズン開始前に準備してみませんか?


国際的標準周波数
JT65 50.276MHz (50.310MHz)   ,   FT8 50.313MHz 

マルチホップEsによるDXが入感した際の国内通信用周波数(案)
JT65 50.273MHz (案)  ,   FT8  50.316MHz (案)



実際この通りに分離できたとしても、DXerはチャットを通じてDX局とQRMを避けるため、周波数を指定して通信を試みる場合もあります。その時には上記の周波数は出来る限りJA側からは指定しないなどの配慮が必要でしょう。

難しい問題ですが、多くの交信チャンスを活かせる環境を望むのは誰もが思うことなのではと確信しています。



追記  :  2/27 12:00

逆の発想はを思いつきました。 というのは「オフィシャル側で決定すれば世界が従う」という発想です。
K1JT Joeさんに 6m band は特殊だということを説明し、WSJT-Xのデフォルトの周波数設定にこの住み分けを組み込んでもらうのです。

例えば・・・  既に現時点で多くの方に周知されている JT65 50.276MHz と FT8 50.313MHz に関してはそのまま通常時の運用、ショートレンジのQSOに使用し、大陸を跨ぐような夏季のExtreme Multi-hop EsによるQSO用の周波数を新規に設定してもらう。その周波数は例ですが50.273MHzであったり、また50.316MHzであったりと。

ソフトウェア提供側で設定した周波数が、事実上の国際的標準周波数として運用されているので、例えばですれども上記のように注釈を入れた周波数設定をしていただければ、世界中がこれをフォローするはずです。 日本国内のショートレンジ交信や隣国との交信に潰されること無く、大陸間の超遠距離通信が可能になるかと思います。これはヨーロッパ内や米国内でも同様の悩みを抱えていますので、きっと多くの方に支持されるのではないでしょうか。
早速 K1JT Joeさんに事情を説明してみたいと思います。

コメント

_ JF1FAO ― 2018年02月26日 09時45分35秒

基本的に賛成です。

これに追加する意見が1点あります。
DX向けにCQを出すJA局は、受信周波数を指定したCQを出すのも手だと思います。160mBのように。
そのCQ局をクリックすると、送信周波数が飛んでしまうので、DXをその周波数にみんなで呼び込んでしまうこともできると思います。
DXを呼び込む周波数も決めてみてはいかがでしょうか。
色々な実験(試行錯誤)から、だんだんと運用が決まってくるように思います。

_ 岩田泰典 ― 2018年02月26日 10時02分45秒

全く同感です。今年のブーベペディ前に1.9,1.8MHZ帯でも、今まで出られてなかったたくさんのKW局が見られました。フルパワーがどうかわかりませんが、NEW を求められる気持ちは分かりますが、、スプリットによる潰し合い、、
このままいくと、今季の6m が心配になります。基本ルール無視による潰し合いや、その回避にパワー競争化が懸念されます。パワーについては、免許内であれば法的には問題ないとは思いますが、ワッチされてる皆さんにストレスを与えない配慮したマナー的な運用にこころがけたいと思います。

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