Faustoさん I4EAT SK2021年04月01日 10時58分07秒

情報によると6mでアクティブだった Faustoさん I4EAT が COVID-19 でお亡くなりになられたとのこと。

私も6mでQSOしていただいておりました。 残念です。 ご冥福をお祈りします。



再びやる気が出てきました2021年04月01日 11時06分36秒

しばらく更新していなかったソーラー発電絡みのノイズ問題、また記事を書く気が湧いてきました。少しずつ書いていこうと思います。

電波法第82条 

(免許等を要しない無線局及び受信設備に対する監督)
第八十二条  総務大臣は、第四条第一号から第三号までに掲げる無線局(以下「免許等を要しない無線局」という。)の無線設備の発する電波又は受信設備が副次的に発する電波若しくは高周波電流が他の無線設備の機能に継続的かつ重大な障害を与えるときは、その設備の所有者又は占有者に対し、その障害を除去するために必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
2  総務大臣は、免許等を要しない無線局の無線設備について又は放送の受信を目的とする受信設備以外の受信設備について前項の措置をとるべきことを命じた場合において特に必要があると認めるときは、その職員を当該設備のある場所に派遣し、その設備を検査させることができる。
3  第三十九条の九第二項及び第三項の規定は、前項の規定による検査について準用する。


電波法第101条 

無線設備の機能の保護
第百一条  第八十二条第一項の規定は、無線設備以外の設備(前条の設備を除く。)が副次的に発する電波又は高周波電流が無線設備の機能に継続的且つ重大な障害を与えるときに準用する。

FT8用国際標準周波数とJAのSSB通常交信の混信2021年04月01日 12時44分09秒

40m bandのFT8用国際標準周波数は言わずもがな 7074kHz  です。

USBで運用されていますので 7074-7077kHz が使用されています。 LSB 7077kHz で通常のSSB運用を行えば 「もろ被り」 になるのは考えなくても分かることだと思います。

JA同士の日本国内QSOはバンドブランによって 7074kHz ではできないので 7041kHz でデジタルの国内通信が行われています。 7041kHz には国内のSSB QSOは被りません。 7045kHz 以上が狭帯域の電話となっているため、実質 7048kHz より下では LSBの運用ができないからです。

一方で 7074kHz は「狭帯域の電話」の中に存在するため、通常のLSB QSO の混信を受けてしまいがちです。

昼間は40m bandでは外国からの電波は届かない、と思い込んでいるのか、はたまたFT8用国際周波数の存在を知らないのかQRMを与えて運用する方が多数存在ます。






日本の東には近隣諸国はありませんが、西にはFT8運用も許可された近隣諸国が存在します。その国の方々にも多大な迷惑をかけているのですが。

40m band は昼間でも外国の電波が飛んできます。たとえ弱くてもデジタルであれば交信できる強さで入ってきます。そこに強力な国内LSB電波が入ってくればマスクされて交信どころではありません。彼らのLSBの電波も当然海外に飛んでいるわけで、世界中から笑い者、邪魔者扱いを受けることに繋がります。

現状のままだとバンドプランそのものを見直せという議論にも発展しかねません。

2m bandで月が上っている間、EMEを楽しもうとしている局に対して144.150MHzより下でSSBを運用しQRMを与えているという構造によく似ています。

そんなの関係ねー という発想が見え隠れしていてとても残念です。

Phoneでの応答の仕方2021年04月03日 11時09分56秒

コンテストでも移動運用でも、CQを出している局が呼んできた局に対して応答する場合の応答方法で、とても違和感を覚えるやり方があるのですが・・・

通常の移動運用で、CQを出して呼んできた局が私 JP1LRT だったとします。

CQを出している局  "CQ こちらは ********"   
私            "JP1LRT(フォネティックコードで)"     一発で完全にとれたとします
CQを出している局  "JP1LRT局どーぞー"    コールバックだけ・・・


「コールバックだけ」というのに違和感を感じます。なぜQSOを進めないのでしょうか?
相手局に先に話をさせたいのでしょうか?

"JP1LRT (QTH******)から(レポート)ですどーぞー" とレポートまで送れば非常に効率が良いのではと思うのですが。レポートに限らずQSOを進めれば良いのにと思います。

特にコンテストの場合は
"JP1LRT 5925M(どーぞ)" とナンバーまで送らないとやり取りが増えて非常に非効率です。

まぁどうでもいい話なのですが、コンテストのときはちょっとイラッとしますね。なんでコールサインを完全にコピーしているのにナンバー送らないの? と。




とれませーん わかりませーん2021年04月06日 00時06分38秒

先日の神奈川非常訓練コンテスト、430FMでのこと。

私はモニターしていただけですが。

ある局がナンバーの再送をリクエストしました。 このコンテストは郵便番号を神奈川県内局は送ります。

例えばA局の番号が2300001だとしましょう。

A   2300001 です。
B  0001はわかりました。最初の3文字がわかりません。
A 230 230 230    →  全て にぃさんぜろ と言っています。
B わかりません。再度お願いします。
A 230 230 230 2300001 2300001 どーぞー → また にいさんぜろ の繰り返しです。
B わかりません・・・ 252ですか?
A にーさんーぜろーー にいさんぜろー
B わかりません。 再度お願いします。
A にーーーーさんーーーー ぜろーーーー .......省略


230を にぃさんぜろ と言って通じないんだから他の言い方で言えばいいのに、ずっと にいさんぜろー の繰り返し。

コールサインならばフォネティックコードを違う言い方で言ったりしますよね? なんで数字も違う言い方しないんでしょうかねぇ・・・?????

とぅー すりー ゼロー  とか わんつー わんつーすりー ぜろー とか
つー とぅりー ゼロ  ふた さん まる 

結局相手に伝えようとする熱意の問題なのかなと思いました。

送ってもらっている B局も、違う言い方でとか言えばいいのになぁ・・・ と思いました。

𝗕𝗲 𝗮 𝘄𝗶𝗻𝗻𝗲𝗿 𝗼𝗳 𝗙𝗧𝟴!2021年04月12日 00時52分18秒

The choice of software and its configuration is crucial to the operation of FT8.
𝟭. 𝙏𝙝𝙚 𝙤𝙣𝙡𝙮 𝙨𝙤𝙛𝙩𝙬𝙖𝙧𝙚 𝙩𝙤 𝙪𝙨𝙚 𝙞𝙨 𝙅𝙏𝘿𝙓.
Some of my friends may be WSJT-X enthusiasts. However, there is a clear difference in the decoding capability of FT8 between WSJT-X and JTDX decoding. Please try JTDX once, whether you like it or not.
𝟮. 𝘾𝙝𝙚𝙘𝙠 𝙩𝙝𝙚 𝙥𝙤𝙬𝙚𝙧 𝙨𝙚𝙩𝙩𝙞𝙣𝙜𝙨 𝙤𝙛 𝙮𝙤𝙪𝙧 𝙋𝘾.
Make sure the power setting of your PC is set to "High(Best) Performance". If it is set to "balanced" or "energy saving", you will not get the full performance of your CPU. The decoding of FT8 is instantaneous. It goes without saying that it is better to have a higher clock from the beginning, rather than a higher clock after the load is applied. This is a setting that works quite well and is worth a try. (Even with WSJT-X, of course).
𝟯. 𝘾𝙝𝙚𝙘𝙠 𝙮𝙤𝙪𝙧 𝙅𝙏𝘿𝙓 𝙨𝙚𝙩𝙩𝙞𝙣𝙜𝙨.
The FT8 thread should match the number of logical cores of the CPU, not AUTO. If you have a problem, try -1 or -2 logical cores.
For 𝘥𝘦𝘤𝘰𝘥𝘪𝘯𝘨 𝘤𝘺𝘤𝘭𝘦𝘴, select 2. If you are using a high performance CPU, 3 is also fine.
Select high for 𝘘𝘚𝘖 𝘙𝘟 𝘧𝘳𝘦𝘲 𝘴𝘦𝘯𝘴𝘪𝘵𝘪𝘷𝘪𝘵𝘺.
For 𝘥𝘦𝘤𝘰𝘥𝘦𝘳 𝘴𝘦𝘯𝘴𝘪𝘵𝘪𝘷𝘪𝘵𝘺, select use subpass.
Put a check mark in 𝘸𝘪𝘥𝘦𝘣𝘢𝘯𝘥 𝘋𝘟 𝘤𝘢𝘭𝘭 𝘴𝘦𝘢𝘳𝘤𝘩.
If you find that the decoding is too slow with these settings and the Lag value is actually too high, try changing the decoding cycles value and decoder sensitivity to use low thresholds to see what works best.
An upper limit of 3100 for the wide graph is sufficient. It is unlikely that any station will come out above that. It is not recommended to use a value smaller than 3000, because only the range shown in the wide graph will be decoded.
𝟰. 𝘼𝙙𝙙 𝙖 𝙫𝙚𝙧𝙩𝙞𝙘𝙖𝙡 𝙢𝙤𝙣𝙞𝙩𝙤𝙧 𝙙𝙚𝙙𝙞𝙘𝙖𝙩𝙚𝙙 𝙩𝙤 𝙅𝙏𝘿𝙓.
The number of stations that can be decoded at one time should have increased dramatically with the settings so far. With a normal horizontal monitor, some stations will scroll out. To avoid losing your chances, be sure to install a vertical monitor.
Even for stations with large antennas, the number of decodes may be small depending on the PC and software settings.
In FT8, if you can't see (decode) the other station, you can't QSO.
Please use a more advanced setting and make many QSOs.
This article is a reprint of my Facebook post.

JTDX 開発進捗状況2021年04月13日 09時26分19秒

現在 JTDX は 2.2.156-rc11 を開発チームと試用チーム内でテスト中です。

一番大きな変更は使用できるCPUスレッド数が24まで増やされている点ですが、その他も数多くの改良点があります。

もうすぐリリースできるかなと言うところまで来ている感じです。 楽しみにしてください。





HIJACKER2021年04月13日 17時41分50秒

FT8 DF乗っ取りをする人の常套手段。
1. CQを出している局をオンフレで呼ぶ
2. リターンがあってもずっとコールし続ける
3. CQを出していた人が諦めた瞬間にCQに切り替えてそのまま居座る。

なんてのをFacebookの自分のタイムラインに書いていました。

先程 20m でCQを出していたらオンフレで呼ばれました。



なかなかですな。

わざとやっているんですよね。
こういう愚か者には辟易します。
CQに対してON FREQUENCYで呼んできて、こちらは応えているのに受信できないふりをして、そのままその周波数に居座ってCQをコールし始める。
こういうハイジャック行為が一番嫌われるっての分かってやっているんでしょうね。
お人柄が分かる。
I'm fed up with these fools.
He call ON FREQUENCY to my CQ, I answer, but he pretend he can't receive, and then he stay on that frequency and start calling CQ.
I guess he know that this kind of hijacking behavior is the most hated.
It shows his personality.

国内限定50MHzリアルタイム情報2021年04月20日 09時17分25秒

2/21より運用を休止していた国内限定50MHzリアルタイム情報は本日から運用を再開しています。




CQ ham radio 2021年5月号 別冊付録 50MHz帯をまるごと楽しもう!2021年04月20日 09時24分10秒


タイトルの5月号は昨日発売になっています。

なかなか読みごたえのある記事が載っています。

しかしながらTwitterで批判的なことをTweetしている方もいらっしゃるようで、私はフォローしていませんがこの人がこんな事をTweetしているとお三方からメッセージが来ました。第2章 これから“旬”を迎える50MHz帯の知識と運用術 に関することです。

どれどれとその当該Tweetを拝読いたしますと・・・  なるほどねぇ・・・。 まあその事はどうでも良いのですが一般的なことを少し。

まずCQ HAM RADIO という雑誌は日本国内の出版社が、日本国内のアマチュア無線家をターゲットとしています。HL/BV/BYで読んでいる人がいることを前提として書いていないはずです。日本はアジア極東地域にあるのは言うまでもありませんが、ターゲットが 「JA」 の局なので HL/BV/BY についての事は触れず、読者にストレートに響くようにあえて 「JAは」 と書いていると私は理解しています。 我々JAは「とりあえず」で良いので15/45と理解すれば間違いはないのです。 当然の事ですが HL/BV/BY もアジア極東地域の国ですから、「大陸間通信」で他大陸とのQSOをする場合はこの原則にそう事になります。 EU にも沢山の国がありますが、当然ながら対アジア局との通信は 00/30 にピリオドを合わせてQSOを行っています。 考えれば分かることだと思います。 記事を書いた方はそのへんの事を精査して記事を書いているはずです。雑誌の記事はそのターゲットとしている読者がより理解しやすいように書くのが鉄則ですから、大陸対大陸の話を書くより、ストレートに「JAは」と書いたほうが読者に響くのは当然のことではないでしょうか。

私もこのブログで
上記のような記事を書かせていただいております。 この中にもありますが、「自然発生した」習慣で、皆が互いにQRMにならないようにスムースにQSOが進むようにという、多くの方の利害が一致した結果の習慣です。

これはアジア ヨーロッパ 米大陸を含め広く認知されています。各地で同じように利害が一致した結果です。

EU   00/30、 アジア 15/45 が基本です。
米国は広い国土なので東部が 15/45 、これはEUとのオープンの機会も多いので EUが 00/30 に出るために自然とそうなったのだと思います。 西部が 00/30 です。

米国内しかオープンしていなかったのに、突然米国西部からEU、米国東部からアジアにオープンした場合はどうなんだ、という疑問をお持ちの方もいるかも知れません。しかしそこは皆工夫していますので何も問題はありません。 オープンした直後は混乱します。それは当たり前です。 しかししばらくすると大陸間の通信の原則に収束します。米国内しかオープンしていなかったのに突然EUやASが開いた場合、対EUでは西部が15/45に、対ASでは東部が00/30に移って収束します。大陸間通信の原則に沿うということです。

例えば米国東海岸の局が 15/45 で突然JAに入感した場合、当然ながらJAは00/30でコールし始めます。しかし不思議なことにしばらくすると東海岸は00/30に移り、日本も15/45に移って収束します。ここ数年の傾向を見ているとそうなってています。

シークエンス、ピリオドを揃えるという工夫は言わずもがなEME運用から来ています。その有効な習慣を6m FT8 DXに応用したという事です。

50.323MHzの大陸間通信専用QRGは当初から存在したか。
答えは 「NO」 です。
2018年のシーズン前に2017年の事を踏まえて、手前味噌ですが私が色々働きかけて実験にこぎつけました。323を定着させるためにどれだけ各方面とやり取りしたか、今となっては懐かしいです。。 WSJT-Xの K1JT Joe氏を始め、W EU の6m関連団体、名だたるDXer、QSTの6mコラム担当者などつたない英語で意図を伝え、ようやく周波数も決め
実験を開始したのですから。 
実験開始から3年目の昨年、ようやく花開いた感があります。 今年はすでに多くの方がご存知でしょう。

しかし記事の写真を撮ってTweetとともに載せるってのは著作権的には・・・ 以下省略。