6m band FT8運用について(再々掲載)2023年06月07日 10時57分57秒

過去にこういう記事書きました。



先ずは上記のページをお読みください。⬆



SSNが上昇し、F2によるDXも行われるようになりました。ますますタイミングを合わせることが重要になっています。

6m bandでは「CQは原則 2nd  ODD(奇数秒) 、15/45で出すことを強く推奨します」

夏季のEsシーズンだけでなくSSNの上昇期は通年とご理解ください。

そして標準周波数がDXをコールするJAで溢れているときは、国内QSOはサブ周波数 50.303MHzで行いましょう。 軋轢を回避するための棲み分けです。

50.313MHz   FT8運用の標準周波数
        
50.323MHz  大陸間のDX通信専用周波数  
        国内通信や近隣諸国との交信には用いない

50.303MHz  日本国内で運用実績のある「日本国内通信用周波数
        標準周波数がDX通信などで混雑してきた場合の代替周波数。

皆で協力して交信チャンスを潰さないようにする取り組みです。よろしくお願いいたします。

まさにチャイナドラゴン2023年06月10日 11時05分25秒

Esで大陸方向がオープンしている時、50.313MHzでFT8を300度方向に向けて運用しているとワイドグラフに大きな筋が現れるときがあります。

近所のソーラー発電装置からのものかと思っていましたが、多くの方から同じものを受信しているとの報告が・・・

これは大陸から来ているものに違いありません。 まさに大蛇。 チャイナドラゴンです。

本当に迷惑。





色丹島2023年06月12日 15時16分48秒

日本人である我々は絶対にQSOしてはなりませぬ。



cty.dat2023年06月13日 13時31分54秒

FT8のソフトウェアでVP6AがPitcairn Isと表示されてしまい、正しくDucie Isと表示させたい方は https://www.country-files.com/bigcty/download/2023/bigcty-20230526.zip をダウンロードして cty.dat をログディレクトリに置きましょう。古いものがあれば置き換えてください。 Turbo HAMLOG も同様に置き換えるのですが、名前を大文字にして置き換えます。


2023年9月25日よりバンドプラン変更2023年06月23日 15時39分51秒


すでに多くの方がご存知かと思いますが、今年9月25日よりバンドプランが変更されま。
総務省の下記ページを御覧ください。
https://www.tele.soumu.go.jp/j/others/amateur/band_plan/index.htm

そしてバンドプランの詳細については
 
アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別(いわゆるバンドプラン(法令))
https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/others/ama_social_contribution/band_plan_20230925.pdf

を御覧ください。

ちなみに9月24日までの現在のバンドプランは
https://www.jarl.org/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/bandplan20200421.pdf
となっています。

私が注目したのは144MHzバンドです。  144MHz帯の現在のバンドプランでは、CW,狭帯域の電話・ 衛星・電信・画像については144.10MHzから144.50MHzとなっており、その中でSSB運用がされていると思います。またEMEについては、144.00MHzから144.10MHzがメインで指定され、注釈で 

注1:144.10MHzから144.20MHzまでの周波数は,外国のアマチュア局と月面反射通信に使用できる。この場合の電波の占有周波数帯幅の許容値は3kHz以下のものに限る。

 
と記載されています。実際の運用では 144.100MHzから144.150MHzの間で世界中のEMEerが運用をしています。 そこにサバイバルマラソンコンテスト参加者の皆さんの電波が混信を与えていたという事実があります。

さて9月25日からのバンドプランではどうなっているかを見てまいり
ます。
https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/others/ama_social_contribution/band_plan_20230925.pdf
狭帯域の全電波形式が 144.02MHzから144.5MHzと変更されています。
まず運用なさる方はいらっしゃらないかとは思いますが、法的には今までSSBの運用が認められていなかった144.02MHzから144.1MHzにおいてもSSBの運用が可能になっています。しかし慣習を無視した運用をされる方はいないと信じております。

しかしながら注釈無しでEME運用が 144.0MHzから144.2MHzまでできるようになり
ました。総務省の意図は明確です。今まで以上にEME運用に対して配慮しろ
いうことです。


再度 https://www.tele.soumu.go.jp/j/others/amateur/band_plan/index.htm
を読み返してみますと、その中にこの様な一文があります。

(参考)いわゆるバンドプラン(法令)の考え方
いわゆるバンドプラン(法令)は、次の方針により定めております(令和5年3月22日公布、令和5年9月25日施行。)。今後も引き続き、周波数の利用状況等も踏まえ、適宜、適切に見直しを行ってまいります

つまり今後引き続きEME運用に対してSSB等の狭帯域電波形式のQRMがあった場合
はバンドプランを変更する可能性があると理解できるでしょう。
将来的にバンドプランが見直された場合IARU Region 1とRegion 2 同様に144.100~144.150MHzはSSBではなく、Weak signalおよびEME用に変更されてしまう可能性があります。

また先のページには「マナーや慣習(JARLアマチュアバンドプラン)も守ってアマチュア局同士が譲り合って電波を使用することは大切なものと考えております」という記載があります。
以前サバイバルマラソンコンテストの事務局からの御発言で「この期間は我慢してほしい。144.100-200MHzに出ないとすかすかになる。」というのは譲り合うという精神からは乖離していると言わざるを得ません。

コンテストとは規約があり、規約を守らなければ失格になるため、参加者は必ず規約を守ります。サバイバルマラソンコンテストも規約のの上成り立っています。つまりコンテスト規約に例えば
「使用周波数は 144.150MHzより上」
と記述すれば、参加者は必ず144.150MHzより上に出るため「スカスカ」になるという事はあり得ないのです。他モードの存在を無視したお祭りなんてありえないと思うのは私だけでしょうか?

私も2m SSBの愛好者です。コンテストにも積極的に参加しています。昨年はマルチ日数が7にも関わらず79位でした。マルチ11日以外の参加者の中では最上位でした。参加もせず批判をしているわけではありません。

まだコンテストまで数ヶ月あります。ぜひ規約の見直しをお願いしたいものです。 

また50MHz帯も 50.07MHzから51MHzまで狭帯域の全電波形式となりますが、まあ50.1MHzより下でSSBに出る方はいらっしゃらないでしょうね。世界的な慣習から外れますので。