太陽光発電システムからのノイズ シリーズ 2/92012年02月09日 20時53分06秒

パワーコンディショナーのメーカー、オムロン社からの回答が来ましたので紹介させていただきます。

さて、ご質問いただきまして誠にありがとうございます。
また、回答が遅くなりましたこと、誠に申し訳ございません。
いただきましたご質問4件につきまして、以下の通り回答させていただき
ます。 [ご質問1] 御社としては自社のパワーコンディショナーにどのような高周波ノイズ
対策をとっていますでしょうか。 [回答1] 取得しております認証規格では、伝導妨害波に関する規定があり規格に
対して満足することを確認しております。 なお、以前機種の伝導妨害波はVCCI クラスAでしたが現在生産の新機種
KP□KシリーズではクラスB相当としております。 なお、自主的に確認しておりますVCCIにおける妨害波電界強度は、規格
自身が30MHz以上での判定基準となっております。 しかし、実際には30MHz以下で運用をされているアマチュア無線家も
いらっしゃいます。 よって、30MHz以下についても、確認は実施しており改善を行っており
ますが自主的な確認であり参考となる基準がないことと、高性能アンテナ
で微弱な電波を受信し運用をされているアマチュア無線家の方もいらっ
しゃるため、アマチュア無線機への電磁干渉を全ての条件で満足できる
社内基準を設定することが困難であると考えており、現時点ではセット
販売メーカ様からご相談を頂く都度、対応をさせて頂いております。 なお、対応させて頂いた結果をもとに、 今後も出来る限り新機種での改善を実施して行きたいと考えております。 [ご質問2] 他社ソーラーパネルとの組み合わせ販売の際、もし高周波ノイズによる
電波障害が発生した場合の対処は、そのセットを販売している代理店が
行うのか、もしくはパワーコンディショナーのメーカーである御社が行う
のかいずれでしょうか? [ご回答2] 1次対応はセットを販売頂いているメーカ様にお願いしております。 また、セット販売メーカ様で対応が難しい場合は、技術サポートを行って
おります。 [ご質問3] 今後先に紹介した2社のような対応を検討されますでしょうか?またそも
そもパワーコンディショナーから高周波ノイズが発生していることを認識
なさっていますでしょうか? [回答3] 記載等の対応を実施した場合であっても、販売店様でアマチュア無線の
アンテナか、それ以外のアンテナかをご判断頂くことは困難と考えて
おります。これまでに、数件の対応をさせて頂いており、ノイズが発生
していることを認識しております。 [ご質問4] もし同様な対応をされる場合はカタログに載せたり、設置店・販売店に
向けて指導を行いますでしょうか? [回答4] パワーコンディショナ―から発する高周波ノイズは認証規格に合格して
いますが、アマチュア無線に影響を与える可能性がありますことを
カタログやWeb等を通じてお知らせすることを検討して参ります。 以上

VCCI CLASS B相当に準ずるなど、やはりノイズに対する声が上がってきたため対応を考えた様子がうかがえます。

今後も企業努力として電波環境に優しい商品作りをしてもらいたいものです。

以上参考になれば幸いです。