160m bandのコンテスト利用について2014年08月19日 11時38分17秒

昨今各所各方面で色々議論されているJARLコンテストでの160m BANDの利用について自分の思うことをメールしてみました。

 2012年の意見募集時、私は1.9MHzならば良いのではないかと考えておりました。同じ160m BANDではありますが 1.8MHzと1.9MHzではその利用方法が異なります。私自身160m BANDには滅多に出ないのですが、1.8MHzは主にDX QSOで1.9MHzは主に国内QSOなのだと理解しています。
160m BANDのDXは信号強度の点で非常に難しいと聞いています。そこに国内コンテストが出てきたら160m BAND、1.8MHzでDXをやっている方々はたまったもんじゃないでしょう。

DXerとコンテスターとの間に軋轢が発生することが容易に想像できます。

6m バンドのCW用コンテスト周波数がDX通信に用いられる周波数から大きく動かされ、DXerとコンテスターとのQRM問題がかなり改善されたのは多くの方からうかがっています。
同じアマチュア無線でも趣向が異なれば互いを邪魔な存在と思ってしまいます。それを避けるための方法として6mでの周波数移動は意義があったでしょう。

とすれば、同じ観点から軋轢が予想される様なルール改定はすべきではありません。現状の周波数割り当てで改定をするのであれば1.8MHzは外して1.9MHzだけにすべきでしょう。ロランの廃止もあり、先ずはバンド拡張をJARLに推進してもらい、その結果拡張がされてから改めて検討したらいいのではないでしょうか。

コンテスト委員会に出したメールは以下の通りです。


今晩は。
160m BANDのコンテスト利用についで、各所各方面で
色々な意見が出ているようです。
その多くは反対意見です。

やはり160m BANDの利用はBANDが拡張した後でいいのでは
ないでしょうか。

コンテスターとDXerの軋轢が予想されすことをわざわざすること
もないでしょう。

6mのCW周波数移動はDXerとの軋轢解消、防止に役立ちました。

それと同じ考え方からすると、160m BANDのコンテスト利用には
時期尚早なのでは。

現状の割り当てで利用するならば 1.9MHzだけにとどめる方が良いと
思います。DXは主に1.8MHzでしょうから。

今後も色々意見を集めてください。メールなどで届くものだけでなく
ネットを検索して本件について書かれたblog、Twitterなども参考に
してはいかがでしょうか。

JP1LRT 津久浦


それに対して回答をいただきました。


このたびは、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

2012年に意見募集を行い、皆様からいただいた160mの復活についての
ご意見をふまえて、現在まで、コンテスト委員会にて、フィールドデー
コンテストにおいて、160mの再開を検討しておりました。

この間、1.8MHzの使用については反対のご意見を多数いただきまし た。
委員会としては、このような反対を押し切って実施することなど
出来ませんので、160mの再開は一旦ペンディングとさせていただき、
今後再度検討することといたしました。

今後ともJARLコンテストへのご支援をよろしくお願いいたします。

JARLコンテスト委員会
JARL会員課コンテスト係



改定は一旦ペンディングの様です。一旦JARLのコンテスト用周波数として設定されると、他の多くのローカル・コンテストでも使用されかねませんので良いジャッジだと思います。

今後は皆で160mバンドの拡張を目指して行くことが良いのではと思います。
ソースは分かりませんがBAND拡張を求める署名活動もあるようです。ハムフェアでその様な活動を見かけたら是非署名したいと思います。


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