6m band FT8 の送信シークエンス2018年05月19日 06時23分03秒


6m bandも Multi-Hop Es のシーズンが幕開けとなり、連日EU W ME方面の入感で賑わっています。

新たにデジタルモードをお楽しみの方など、昨年のJT65の状況をご存じない方も多数お出になられてるかと思います。
昨年のJT65では多くのJAがこの Multi-Hop EsでDXを楽しみました。既に今年のFT8の状況をご存知の方はお感じらにってらっしゃると思いますが、自分の受信シークエンスでDXを呼ぶ強い局が出現すると、それによって受信しようとしていた大陸を超えてくるDXの弱い信号がマスクされてしまいます。

昨年はその様な「悲劇的状況」を避けようと、「自然に」JAは常に ODD 奇数 2nd で送信し、反対側のシークエンスは「静かな受信環境をつくろう」という一種の慣習ができました。これは皆が同じ様にDXの弱い信号は潰されないようにしなくてはならないという思いから自然にできあがったものです。

この 「JAは常に ODD 奇数 2nd」 という慣習は欧米でも広く認知され、日本向けにCQを出す方々のほとんどは EVEN 偶数 1st で出てこられました。

今年は FT8の爆発的流行 によって、この慣習をご存じない方が EVEN 偶数 1st でCQを出されたりしている状況だと聞いています。DX側でもやはり新たに出てこられた方がこのJA側の取り組みを知らず、奇数 ODD 2ndでCQを出す場面もあるようです。

しかしここはやはり、「お互いの受信環境を静かに保ち、DXの信号が受信しやすいようにする」 というメリットしか無いTXシークエンスの統一の取り組みを日本側は継続すべきでしょう。


6m bandで 「DX向けのCQ」 を出す場合は 「常に 奇数 ODD 2nd  15/45」で行う。

という慣習を是非キープしてくださいますようお願いいたします。

この取組については近々CQ誌その他でも紹介され、周知が図られます。皆様のご協力をお願いいたします。

5月から8月末ころまでは、国内向けのCQであって、突然のオープンに対応するためCQはできる限り 奇数 ODD 2nd 15/45 でお願いいたします。皆様のご理解とご協力を切にお願いいたします。

なおご自身がコールする際には「1st/2ndどちらかだけという取り組みはございません」。

WJST-Xの切替方法



JTDXの切り替え方法



JT65-HF HB9HQX の切替方法


MSHV の切り替え方法