情報共有 PSKR に情報を出そう2021年05月01日 06時19分46秒

以前 PSKR 使用のオススメ という記事を書きました。 再度その記事をリニューアルして書きます。

PSKRとは PSK Automatic Propagation Reporter の略で、WSJT-X、 JTDX、 MSHVを立ち上げている時に受信した局情報をサーバーにアップロードして、その情報を表示させることができる機能です。

サイトは

自分の送信した電波がどこで受信されているのか、またどのくらいのSNRで届いているのかがわかり、コンディションの把握や呼んでいる相手に届いているか否かも分かるとても便利なサイトです。

使用しているソフトウェアによって設定は異なりますが、簡単に設定することができるので、デジタルモードでこれらのソフトウェアをご利用の方は、ぜひつの機能を「ON」としましょう。ONにしなくても相手側で受信されている自局の情報はわかります。しかしそこはアマチュア無線、 Give and Take で自局が受信した情報も提供しましょう
よっぽどご自身の情報を提供したくなければONにする必要性はありませんが、逆にどういう理由でOFFのままなのか不思議にも思えます。

情報は  GIVE AND TAKE が基本です。

1.PCがネットに繋がっていない。

2.遠隔地などでネット接続が従量制のものである。

等の方は機能を有効にする必要性がないのは言うまでもありません。


WSJT-X , JTDX は Settingの Reporting から  "Enable PSK Reporter Spotting" にチェックを入れます。 日本語表示の方はすぐ分かると思います。 下記の英語表示と同じ場所にあります。





MSHVでは Options から Radio And Network Configration に進み、"Enable PSK Reporter Spotting" にチェックを入れます。




JT Alert でも  HamSpots.net   で情報共有ができます。




情報の共有はとても大切なことです。しかしリグが CAT非対応であれば仕方ないですね。CAT非対応だと違うbandの情報を上げしまうことがあり注意が必要です。

さらにその情報に正確性を出すため、ご自身の Grid Locator は正確に入れましょう
各ソフトウェアには自局の Grid Locator を入力する場所があります。 少なくとも6桁 のデータを入れましょう。 4桁だと大雑把な位置表示になり、PSKR地図上で海上になってしまったりします。

最近は 8桁 10桁 まで ini ファイルをいじって表示させることも可能となり、多くの方が 8桁ないしは10桁の Grid Locator を表示させています。 10桁の Grid Locator を調べるには
このサイトでご自身のご自宅を見つけてください。 10桁まで入れるのに抵抗のある方は 8桁で十分です。  

中には全く違う10桁を入れている奇特な人もいますが、なぜそのような事をするのか皆不思議に思っています。 入れるならば正確なものを入れましょう。



2021年度 東京コンテストに参加2021年05月03日 20時43分47秒

先日のALL JAは6mで参加したので、東京コンテストはどうしようかと最後まで悩んでいました。

CW部門で行くのは決定事項ですが、マルチバンドで行くかシングルバンドで行くか。

それとも参加せずのんびり過ごすか・・・

結局2m CWで参加することにしました。

開始直後いきなり失敗。


コンテストナンバーのセットをする時に、CTESTWINで全てのバンドで同じナンバーにセットするところを2m band以外に合っている時に行い、しかも全てのバンドとというところを間違えて現在開いているバンドのみのセツトになってしまったのに気が付かずにスタートしてしまいました。

ナンバーが 10?   あれ?  おかしいぞ・・・ あ~~~~~っ やっちまったとあたふたしながら直して続行。 

途中呼ばれず寝落ちしたり、やる気がなくなってきたりとありましたが最後まで完走しました。


途中 2m FT8で沖縄がオープン、台湾がオープンなんて情報とか、6mで北米だとかいう情報が入ってきましたが、15時までは我慢。

しかし47県にはきっと2m CWで東京コンテスなんていう発想をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうね。呼ばれたら狂喜乱舞でしたけど。

しーーーかーーーーしーーーー  FT-857DM は毎度毎度書きますが、コンテストでは全然だめです。
144.050MHzからのボトム付近の混雑では使い物になりません。その辺に切り込んでいってCQ TESTなんてのは絶対に無理です。
なので上の方でずっとCQ TEST出していました。

開始直後は144.065MHzあたりにいたのですが、上下に強い局が出てきておてあげ。すぐにQSYしました。

終了直前でも至近にいきなり出てこられる方がいて往生しました。

混変調で呼ばれているのか混変調なのかわからない状態になることがしばしば。

IC-9700,  IC-705  を持ちの方にはかないません。意地張っても相手の方は全然大丈夫で、こちらが一方的に苦しむって状況になるのが目に浮かびますので、混信があればすぐにQSY。
フィルターは 500と300入れてますが、終了間際は混雑しすぎていて一度QSYしたらもう終了ーーっていう感じでした。

IC-9700を即年買おうとしましたが、地震保険の更新と重なり予算がなくなりました。orz

さて以下ネタバレになりますので見たくない方は絶対にクリックしないでください。



QSOしていただいた皆さんありがとうございました。 またQSOに至らなかった皆さん、これに懲りずまたよろしくお願いいたします。


スコアはクリックしないと見れませんが、下方にはグラフとマルチ、更に暫定スコアそのものも画像でありますので、見たくない方はここでブラウザーを閉じてください。




それでは暫定結果です。


 CALL : JP1LRT
 CONTEST : 2021 東京コンテスト

  Band   QSOs   Pts  Multi
 21MHz      2     0    0
 144MHz   221   318   47
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 Total    223   318   47

Score : 318x47=14,946点



画像が見えてしまいますので注意してください。










Let's share the information2021年05月06日 15時49分14秒

PSKREPORTER.INFO is a great tool for FT8 enthusiasts. You can set up the software to upload information about the stations you are receiving to the site, and check the propagation status and how each person's signal is reaching.
I think that stations with large facilities should send information to PSKREPOTER, but there are people who refuse to share information, saying, "I won't send it because it's my privacy," or "It's up to me whether I send it or not"
However, these people tend to look at the information on PSKPEROTER and say, "The flag is up."
They keep their own information to themselves and not to others, but they take advantage of information from others. I am sure they do not know the term "give and take".
Of course, this does not apply to people who do not CAT control their rigs, who use computers that are not connected to the Internet, or who have a metered Internet connection.


Anyway, let's share the information and have fun together.
Of course, sending information to HamSpots.net via JT Alert is another way of sharing information.



ALL JA ログ提出期限は2021年05月06日 17時14分36秒

ALL JA コンテストのログ提出期限は、本日5月6日です。

https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/all_ja/all_ja_rule.htm 提出済みの方は、ご自身のコールサインの掲載があることと、部門が正しいことをご確認ください。 https://www.jarl.com/contest/eloglist/received-allja.htm

NO DUPE QSO2021年05月07日 00時52分49秒

With the start of the 6m multi-hop-Es season, I'm getting signals from familiar faces overseas.

As a my rule, I don't call stations that I have already made a QSO with, so-called B4. This is because I don't want to take away chances who are new to them.

However, there are some people who like to show off their equipment by making a "Greeting QSO" every year.

They want to check that their signal is reaching. ・・・・

UT7QF Igor from Ukraine wrote to DX CLUSTER as below.
0531 UT7QF 50313.0 JASTATION PSE NO DUPE
Well, I guess that's normal.

Some people make the excuse that they "Collecting the grid locator for that year every year."
But as far as I know, they have never submitted the log. In the end, I guess they just want to get in the way of others.

It is okay to call to let people know that conditions are open when no one is calling. It can be as many times as you want. I just don't do it because it's pointless with my poor equipment.

ALL JA コンテストログ提出締め切り2021年05月07日 08時05分06秒


2021年度のALL JAコンテストのログは昨日5/6で締め切られました。


提出記録を見たところ、昨日出した方は55局でした。 締切2分前に提出された方も・・・

DXコンテスト並みに提出期限が早まると、「しまったー・・・・」という方が増えそうですね。

6m band FT8運用について(再掲載)2021年05月07日 12時10分28秒

一昨年の記事の再掲載です。


タイトルの件、私も含めて無線雑誌には、夏至前後のDXシーズンについて

マルチホップEsで入感する大陸超えのDXとの交信では、日本の局はTX/RXのシークエンスを合わせ、受信シークエンスで日本の局同士が強い信号で影響を与え合わないよう、原則として送信は 2nd, ODD(奇数秒), 15/45 のピリオドで行う

という自然発生した慣習を書かせていただいております。

原則ですので、反対側にでてきたDXをコールするのを止めましょうというわけではありません。

毎年5月から、マルチホップEsで北米、中央アジア、中東、ヨーロッパ、そしてアフリカまでが入感する可能性のある8月上旬までは、国内向けまたDX向けに関わらず、CQを出す際は「2nd, ODD(奇数秒), 15/45 のピリオドで行う様にご協力いただければと思います。

CQは応答があるまでの長時間出す方がほとんどです。その間仮に 1st、00/30側で出されると、DXの入感に備えて待機している場合、実際にDXが入っている場合ともに影響を免れません。
一方で 2nd, 15/45 でCQを出されていたとすると、応答があったとして影響は最短で1分チョットです。

この時期だけ奇数側 2nd 15/45 と言っても無理だと思い、私はCQ誌の別冊付録で 「CQは原則 2nd  ODD(奇数秒) 、15/45で出すことを強く推奨します」と書きました。普段からこの習慣がついていれば意識しなくてもできるからです。

実際、何もオープンしていない時はどちら側で出しても何の影響もなく、DXerと呼ばれる方々も時には 1st, 00/30 で国内向けCQを出されます。しかしこれはコンディションを把握した上でのことであって、何も考えないで出しているわけではないはずです。 オープンに気がついたらすぐに 15/45 にシフトできるのであれば問題はないでしょう。 

私はDX至上主義ではありません。しかし 6m bandの特性を考えれば、DX、特にマルチホップEsで入感する超遠距離のDXは保護してしかるべきであろうと思います。

昨年の FT8、また2017年のJT65の運用においても 「JAは2nd 」とという慣習が守られてきました。 この慣習は欧米で広く認知されています。 今年も皆さんのご協力の下、私も含めてできるだけ多くの方が、普段できないような超遠距離DXとの交信を成功するように祈願しております。


JTDXは15/45 に、WSJT-Xは TX even/1st にチェックマークを付けないようにしてください。

WSJT-X

JTDX



50.323MHz は大陸間通信専用です。国内や近隣諸国との交信には使わないでください。


画像は OE4VIE Joさんに作っていただきました。 2021年用は?と尋ねたところ、もう結構広まったからいいでしょう、とのことでした。 (^^)

50.313MHz   FT8運用の標準周波数

        
50.323MHz  大陸間のDX通信専用周波数  
        国内通信や近隣諸国との交信には用いない

50.303MHz  日本国内で運用実績のある「日本国内通信用周波数
        標準周波数がDX通信などで混雑してきた場合の代替周波数。
        ただし米国を中心に ALL DX  用として提唱されているて、標準周波数
        が混雑した場合に、近隣諸国も含めて全てのDX通信に用いる、とあるので
        DXが出てきて混乱することもあるかもしれませんが。


FT8が混雑してきた時、ぜひ 50.318MHzのFT4を覗いてみてください。そこそこ局がいて結構スムースにQSOができます。

時間合わせ 電波形式やモード の聞いた話2021年05月09日 13時41分33秒


デジタル通信、 FT8/FT4ではパソコンの時計の較正が非常に重要だと過去の記事にも書きました。

しかし時計のずれたまま運用する局は意外にも減りません・・・

もしかして 「リグの時間合わせてますか?」   それでは何の意味もありません。

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40m FT8  7074kHz はJA 同士のQSOはバンドプラン上不可となっていますが、未だに呼んでくる人がいます。 なんでもその方々達の中には「リグのモードはSSBだからバンドプラン内だ」 という方が一定数いると聞きました。 リグのモードではなくて実際に発射される電波形式が問題なんですけれども・・・

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40m FT8、設定ができなくて困っているという話を聞いたことがあります。「どうしてもUSBになってしまう。」  とか 40m FT8 モニターしているけど一局もデコードしない。PCの時計はGPSで合わせている。 モードは? 「LSBです。」

Turbo HAMLOG/Win Ver5.32b の便利機能2021年05月09日 16時08分36秒

Turbo HAMLOG/Win Ver5.32b が5月3日にリリースされています。

デジタル通信、JTDX / WSJT-X ユーザーにはとても便利な機能が搭載されましたのでご紹介します。

今までJTDX / WSJT-X でのQSOデータを Turbo HAMLOG へ転送するには皆さんいかがされてましたでしょうか? 有名所では JT Linker がありますね。 私も使っていました。
大変お世話になりました。ありがとうございました。

検索するとWSJT-XやJTDXとTurbo HAMLOGの連携でこの JT Linker を紹介しているページがたくさん見つかります。

この外部ツールを使用しなくても Turbo HAMLOG 単体でデータの取り込みができるようになりました。

その昨日の名は 「JT-Get's」 です。 JTDX / WSJT-X とも ALL.TXT で通信状況を記録します。 このファイルを読み込んで Turbo HAMLOG の入力に転送してしまう機能です。


JTDX / WSJT-X と Turbo HAMLOG の設定が必要です。






忘れてはならないのはTurbo HAMLOG を起動したら JT-Get's を立ち上げることです。

コメントから追記
「Shiftキーを押しながらクリックするとメニューにチェックマークが付き、次回からTurbo HAMLOG/Win起動と同時に表示されるようになります。」

試しに友人の 隈部さん JM1SZY局とQSOしてみましたところ無事に転送されました。


6m ハワイまつり2021年05月10日 22時34分15秒

今日は6mでハワイまつりでした。

FT8ではB4な局はコールせず、FT4に出てきた所でQSO x2、初めてQSOした方 FT8 x2 でした。


その後中東方向がオープンしました。 A6 A4 は見えませんでしたが昨年QSOしcfm済みの 7Z1SJ が見えました。




私でもどかーーんと感じられるような大きなオープンが待ち遠しいです。