《PLC問題》 電波監理審議会 傍聴2008年02月08日 16時56分01秒

本日、合同庁舎2号館ビルにて14時から行われた電波監理審議会を傍聴してきました。 

今回は第3回審理となります。

傍聴席に座っていますが、冒頭申立人の一人として名前を名乗りした。今回傍聴した申立人は、自分も含めて10人ほどでした。その他の傍聴人も含めると15-16人いたように思えます。

申立人と総務省、参加者(メーカー)という図式です。今回の審査会に先立って国側は1月31日の決済印で準備書面を出したようですが、弁護士到着は2月5日だったそうです。それに対して申立人は多くの反論は次回にするとして、今回は5点に絞って反論と確認を行いました。

傍聴していて感じたのは、総務省側はのらりくらりとかわしていく感じでした。質問すると文書で出してくれとか・・・

何件かのPLC機器の認可が取り消された事に対して、申立人側はなぜ取り消したのか、取り消しに際して行政指導かガイドラインの変更があったのか、メーカー側から取り下げを求めているとあるがそれはなぜかという質問をしましたが、認可の取り消された機器関連に対しての異議申し立ては却下されているので、ここでの質問は意味をなさないと・・・・ しかしこれは事の核心を突く質問であり、申立人側は個々の機器の認可ではなく、認可に係わる基準がおかしいと指摘しているので、大いに関係のある事なのですが・・・・  しかも今回は取り消しを受けたメーカー、シャープ社が出席していた為、回答を求めたところ、突然Panasonic代理人が発言し「そんなの関係ない」発言をしたのです。 なぜ質問もされていないPanasonic代理人が発言をするのでしょうか? やはりPLC業界の盟主を自覚しているのか、追い込まれているのか・・・・・・ 

今回も申立人側はパワーポイントを用いて静岡県裾野市と牧之原市での実験結果を示しました。 後に訴訟団のページにアップされると思いますが、使用機器や条件などもきっちり提示し非常に説得力のあるものでした。
今回はシャープ社製とNEC社製を用いての実験でした。結果は散々たるもので、明らかに基準を上回るノイズを出している事が示されました。私はメーカー関係者席の斜め後ろにいましたが、メモをとったりじっと説明を聞いていたりしました。

申立人はシャープ社代理人に実験結果の結果について質問しました。基準値を大幅に越えたノイズが出ているとするこの実験結果についてどう思うかという質問に対して、シャープ社代理人は「国が定めた基準に基づいて製品を作っているので、文句は国に言ってくれ」という趣旨の発言をしました。当然これは議事録に載るはずです。

次の審議会までにお互い準備書面を用意し、それぞれ反論する事になりますが、意義申立人側は実験結果に対して細々文句を言うのではなく、国も実験したらいい。そこには是非立ち会わせてくれ。共同で実験しよう。そうしたら一発で全てが分かると提案しました。 
さて国はどう答えるでしょうか。 共同で実験すれば本当に結果は一発で出ます。効率も大変良いと思います。

審議会は大変興味深く傍聴する事が出来ました。 面白いです。 是非皆さんも傍聴してみてください。

私は訴訟団の一員です。それは隠してもいません。実際のところ自分はHFはほとんど出ていません。50MHzが運用のほとんどです。 でも興味を持って参加しています。一部では売名行為だとか、逆に訴えられるなどと言われますが、アマチュア無線家としておかしいものにはおかしいと言いたいのです。ほっとけない問題なのです。

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