JTDX より進んでいる WSJT-X improved版のwaiting mode2025年10月05日 15時54分05秒

WSJT-X improvedには3種類の「待機(waiting)」機能があります:待機と返信、待機とコール、待機と突撃です。

待機と返信は、待機機能を無効にしない限り常に有効です。これは、送信有効化がオフの場合でも、DXコールボックスに登録した局に対して自動的に返信を送信することを意味します。これは非常に便利です。一度だけ局をコールした後、単に待機する(=「送信有効化」を無効化する)だけで済みます。その後、その局がしばらくして応答してきた場合、WSJT-X Improvedは自動的にQSOを再開し、(うまくいけば)成功裏に終了させます。

「待機とコール」機能はさらに一歩進んだものです。「DXコール」ボタンをクリックして有効化すると(ボタンが赤色に変化)、この機能はDXコールボックスに登録した局がバンド上に再出現し、CQまたはRR73または73を送信した場合、最大3回まで自動的にコールします。その後「待機と返信」モードに移行します。

「待機&突撃」は、他局からのCQコールに自動応答する機能です。特にCQ:コンボボックスで適切なパラメータ(例:CQ:最大距離)を設定すると非常に有効です。フィルタとの併用も可能です。

ご覧の通り、「待機と返信」も「待機とコール」もDXコールボックスの内容を使用します。偶数/奇数などの設定とは無関係です。例えば相手局が偶数から奇数に変わった場合でも、プログラムは引き続き該当メッセージに反応します。これは該当メッセージを再度ダブルクリックした場合と同様の動作です。

意見は分かれるかもしれませんが、少し居眠りしたり、ちょっとした用事で席を外したりする際に、QSOしたい局のコールサインをDXコール欄に設定しておくのは便利な機能です。

JTDXのwaiting機能は、DXコールボックスに入れた局が、セットしたときの偶数/奇数の反対側に出てきた時はリセットされてしまいます。


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