マラソンコンテストとEME Contest2022年10月12日 09時15分10秒

2m band を盛り上げる素晴らしい企画なのですが、EMEへの混信を無視した残念な企画でもあります。

ここ数年事務局には「JARLコンテスト周波数」で、と再三お願いしてまいりましたが、華麗にスルーされてまいりました。主催団体が変わってマラソンコンテストとなりましたが、事務局のメンバーはほぼ変わらずです。

2m SSBのお祭り「JL3YYKサバイバル・ハムクラブ主催第4回マラソンコンテストは令和4年11月10日(木)00:00~11月20日(日)23:59迄。ARRL International EME ContestはWeekends 3 and 4: 50 to 1296 MHz - October 15-16, November 12-13。後半がバッティングします。


マラソンコンテスト参加者が144.150MHzより下で運用するために、EME運用に混信を与えてしまっているのです。バンドプラン上は問題ありませんが、EMEerが海外との交信に144.100-144.150MHzに出てくることを知らない方が多いように思います。
注1:144.10MHzから144.20MHzまでの周波数は,外国のアマチュア局と月面反射通信に使用できる。


過去ブログにも書きましが、主催者JL3YYKサバイバル・ハムクラブが規約に「JARLコンテスト周波数」でと記載すれば全ての問題が解決されるのですが、再三の申し入れに対しても全てスルーです。参加者はすべて規約に則った運用をします。そうでないと失格ですから。事務局の回答はこの期間は我慢してほしい。 144.100-200MHzに出ないとすかすかになる。 だそうです。事務局は何も理解していません。規約が全てであり、そこに書けば皆JARLコンテスト周波数に出てくるのですから「スカスカなんてことはありえない」のです。

月の出と月の入りはこのサイトで調べることができます。https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/  少なくとも月が出ている間は144.150MHzより下には出ないようにしましょう。他モードの存在を無視したお祭りなんてありえないと思うのは僕だけでしょうか?
IARU Region 1とRegion 2 は既に144.100~144.150はSSBでは無くWeak signalおよびEME用になっています。 日本もバンドプランを変更して144.150MHz 未満は SSBには出られなくしてもらうのが一番ですね。 という議論につながるのです。すでにお願いという範疇を超えて規制してもらおうという声が聞こえています。後にバンドプランが変更されたとき、144.150MHz未満でのSSB運用ができなくなったのは、某コンテストのせいなんだね、という事になってしまうのでしょうね。
EME、自分には関係ないとお思いの方、そんな貴方も最近デジタル通信やっていませんか?  かつてEMEはCWでしたが、現在はJT65BまたはQ65です。 受信だけならば相手がビックガンの場合見えますよ。一度試してみてください。
多くの方にこの事を知っていただきたく新たに記事にさせていただきました。ぜひお知り合いの2m SSB 運用者にお伝え下さい。

コメント

_ JQ1IBI ― 2022年11月08日 11時13分03秒

え?スカスカになる?

逆でしょう。狭めた方が密度が濃くなるのは自明だと思うのだが。

_ JP1LRT ― 2022年11月09日 07時15分02秒

JQ1IBIそん、まいどです。 そうなんですよ。 まさにその通り。本当に意味不明です。

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