「JTDX_contest 3.0.0-rc06 公開 ― 日本語ローカライズと新機能を確認 ― 2026年09月15日 17時39分06秒
JTDX_contest 3.0.0-rc06 公開 ― 日本語ローカライズと新機能を確認
昨日から今日にかけて、日本語ローカライズの見直しを少しお手伝いした内容が、 早くもrc06へ反映されました。さらに、話題にしていたDXCC名の表示切替や、 cty.dat / LoTW user listのダウンロード機能まで実装されています。
CE3TSK Tihomirさんが開発を進めている JTDX_contest 3.0.0-rc06 が公開されました。
昨日から今日(9月14日~15日)にかけて、 これまでJTDXの日本語ローカライズを担当してきた経験を活かし、 JTDX_contest 3.0で新しく追加されたUIやメッセージの日本語化について、 少しお手伝いをさせていただきました。
日本語化は「単語を置き換えるだけ」ではない
今回の3.0では、新しいデコーダー設定をはじめ、多くの項目が追加されています。 こうした技術系ソフトウェアの翻訳は、単純に英単語を日本語へ置き換えればよいというものではありません。
たとえば budget や knee of the curve といった表現も、
機能や処理の意味を理解せずに直訳すると、日本語UIとしてかなり不自然になります。
「許容処理量」 / 「処理時間枠」 / 「性能向上の折れ点」 / 「ワイドグラフ幅」
実際の機能やソース上の意味を確認しながら、
日本語として自然であることと
技術的な意味を変えないことの両方を意識して整理しました。
今回提出した日本語 .ts ファイルは、早速 rc06 に反映されています。
DXCC名は「英語か日本語か」ではなく、選べる形に
今回、Tihomirさんと話をしていて興味深かったのが、 DXCC country/entity名の表示方法です。
JTDXではCountryDatに含まれるDXCC entity名も各言語へ翻訳できますが、 私はDXCC名については、LoTWやログソフト、CTYデータなどとの比較を考えると、 標準的な英語名称を基本にした方が扱いやすいと考えています。
「DXCC名は英語をデフォルトにして、必要な人だけ各言語表示を選択できる方式が良いのでは」 という考え方でした。
すると rc06 では早くも、 Translate DXCC names(DXCC名を日本語で表示) という設定が追加されました。
必要なら日本語表示を選ぶこともできる。
どちらか一方を強制するのではなく、ユーザーが選べる形です。
cty.dat と LoTW user list も設定画面から更新
さらに、データ更新について意見交換していた cty.dat の最新版ダウンロード と LoTW user list の最新版ダウンロード も、 Settings > General > Data files に実装されています。
このダウンロード機能自体はTihomirさんも以前から考えていたそうですが、 ちょうど話をしていた内容がすぐ rc06 に入ってきたので……
こちらのWindows環境でも、
日本語 .ts の反映、DXCC名の表示切替、cty.dat のダウンロード、
LoTW user list のダウンロード、ダウンロード済みデータの日付表示
まで実際に確認しました。
ダウンロードしたファイルを無条件に使うのではなく、 内蔵データとダウンロード済みデータを比較して、 新しい方を使用する仕組みになっています。
rc06 のそのほかの変更
- Band buttons の追加
- Dark style の改善
- QSO日付形式を
yyyy-MM-ddに統一 - Windows HTTPS download 関連の改善
- AppImage の DST 関連修正
まだ開発途中のJTDX_contest 3.0ですが、改良のスピードがかなり速く、 見ていて面白いです。
日本語についても、これまでのJTDXローカライズの経験を活かしながら、 できる範囲でお手伝いしていこうと思います。
73, Yoshi / JP1LRT


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