WSPR ガードバンドについて — すべての FT8/FT4 運用者への注意喚起2025年12月10日 07時15分27秒

近年、FT8/FT4 の利用者が増えたことで、WSPR との周波数衝突が世界中で問題になるケースが増えています。特に、FT8/FT4 の約3kHzの運用帯に WSPR の周波数が入り込むバンドでは、意図せず WSPR を妨害してしまう可能性があります。

WSPR は非常に狭い帯域を使っており、ほんのわずかな干渉でも多数のデコードが失われます。そのため、デジタルモード間の無用な衝突を避けるには、ユーザーの注意が欠かせません。

■ JTDXのWSPR保護機能

JTDX には、WSPRを保護するための仕組みが実装されています。

  • WSPRサブバンドに送信できないよう 送信ブロック

  • ワイドグラフの該当領域を オレンジ色で表示

このため、JTDXでは誤ってWSPR上に送信してしまうリスクが大きく低減されています。

■ 17m FT4の画面は「例」にすぎない

今回掲載したスクリーンショットは 17m FT4 のものですが、これはあくまで一例です。

実際には、すべてのバンドで同じ問題が起こり得ます。

FT8/FT4 の運用帯の中に、バンド割り当て上 WSPR が存在するケースがあるためです。

■ WSJT-Xユーザーは特に注意が必要

WSJT-X には以下の保護機能がありません。

  • WSPRサブバンドへの送信ブロック

  • 視覚的な警告表示(オレンジ帯)

そのため、WSJT-Xではオペレーターが自分で周波数をチェックしなければ、知らないうちに WSPR に被せて送信してしまうことがあります。これは「バンドポリス」ではなく、単なる運用上の注意喚起です。

■ まとめ

FT8/FT4 と WSPR は隣接した周波数帯に存在することが多く、注意して運用しないと互いに干渉してしまいます。

  • JTDXは強力な保護機能を搭載

  • WSJT-Xはユーザーの注意力に依存

  • これらの違いを理解し、特にWSJT-Xユーザーは 送信前に周波数を確認する習慣 を持つことが重要です。

少しの注意で、FT8/FT4もWSPRもより快適に運用できます。

スペクトラムを共有するすべてのユーザーが気持ちよく運用できるよう、ご協力をお願いします。

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