河北新報による 「LED電球のノイズの問題」2010年08月25日 12時33分16秒

河北新報によると、先日のブログにも書きました「街路灯に導入した発光ダイオード(LED)電球により、宮城県栗原市の商店街でテレビの受信障害が起きている問題」について、新たな展開があったようです。

トンネル設備の備忘録  http://tonnerusetubi.blog21.fc2.com/blog-entry-19.html

に詳細記事が掲載されていますが
「エコマックスジャパン」社  http://www.ecomaxjapan.com/
が設置した街路灯LED電球に問題があったと結論づけられたようです。

同社は私からの問い合わせに対して以前

「弊社はノイズの対策を施した製品を販売しております。栗原市の件に関して現在調査中でありますが、障害となるようなノイズはみられないとの中間報告を受けております。報道につきましては、問題となった涌谷町の近隣地域に設置したということから、確認もなく報道されたとの認識を持っております。場合によっては、報道元へ抗議することも考えております。」

と強気の回答をしてきておりました。

LED電球にはメーカーによって品質に大きな差があります。
ノイズの発生源になってしまわないよう、価格だけで選ぶのではなく、大手メーカーなどしっかりとした造りで、その後の対応も期待できるものを選ばねばならないといういい教訓になりました。

自宅に導入したLED電球のせいで「テレビ」「ラジオ」などの放送受信設備や近隣の「無線局」、また集合住宅の場合「近隣のオーディオ機器」、そして一番重要ですが「自宅を含めて近隣の在宅医療機器」への悪影響が出た場合、責任問題となる危険性を含んでいます。

製品選びは極めて慎重に行う必要性があります。気軽に「エコ」といううたい文句に踊らされるべきではないでしょう。


当ブログでLED関係の記事は
http://jp1lrt.asablo.jp/blog/cat/led/

コメント

_ mori!? ― 2010年08月26日 07時44分55秒

ちょこちょこ拝読しております。
ノイズの問題は同感です。電波を発射することについては電波法で明記されていますが、各種機器からノイズが筐体の外へ漏れてしまうことで、電波を発射しているのと等価な状態になっても法規制がなく野放し状態。ここに諸悪の根元があるように感じるのは私だけでしょうか。
エコで思い出しましたが、太陽電池パネルのインバーターも広帯域にノイズをばらまく製品が存在するそうです。

_ JP1LRT ― 2010年08月26日 15時27分14秒

LED電球の問題はまだ規定がない事に起因しています。しかしCISPRの基準は公示されていますので、早々に国内基準が制定されるのではないでしょうか。 また太陽光発電のパワーコンディショナーの問題もね当方のブログのカテゴリー「太陽光発電」で取り上げております。

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