《PLC問題》 ついに実地測定へ2010年10月06日 00時13分36秒

PLC機器からの漏洩電波の実地測定が、ついに実施される事となりました。

詳細についてはJA1ELY 草野氏のPLC異議申し立て電波監理審議会 異議申し立て第17回審理参加記をご覧ください。

http://plcsuit.jp/PLCexp30.htm

漏洩電界強度、周囲雑音強度に関する実地測定業務は正式に(株)ザクタテクノロジーコーポレーションに決まりました。 http://www.zacta.co.jp/

また実測日は11月15日(月)横須賀市と11月17日横浜市と決まりました。

正しい測定が行われる事を期待しています。

《PLC問題》 JARL通常選挙に立候補2010年02月23日 18時49分22秒

PLC行政訴訟団のメンバーである JA1ELY草野氏とJH1XUP前田氏が今回のJARL役員選挙で、全国選出理事に立候補されたそうです。またPLCの漏洩電波、周囲ノイズ測定について訴訟団に協力されていらっしゃるJA2GXU土屋氏が、東海地方の評議員に立候補されました。 他にも JA4DND 松浦氏 JA6WFM 中村氏が評議員に立候補されていらっしゃいます。


JARL 通常選挙告知内容 (PDF)
http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-3_Kokuchi/2010/100201-kokuji.pdf


過去投票率は30%程度で70%は捨てられています。投票用紙は来月下旬に発送されます。選挙権はきっちり行使したいですね。

全国選出理事:JA1ELY 草野氏  JH1XUP 前田氏
評議員:JA2GXU 土屋氏 JA4DND 松浦氏 JA6WFM 中村氏

《PLC問題》 ついに実地測定へ2009年10月26日 08時26分20秒

PLC行政訴訟オフィシャルサイト
http://plcsuit.jp/
によると、10月7日(水)にあった電波監理審議会の報告があがっています。
詳しい内容はそちらをお読みいただくとして、今回はPLCの技術基準の誤りを細かく指摘したようです。そしてついにPLC機器から漏出される電磁波の実地測定が行われることになったようです。

ここまで来るのに大変なご苦労があったと思います。

現在の認可基準が間違っていると認定されれば、事は大きく変わります。
期待しています。

そうそう改めて書きますけど、自分はPLCその物を否定しているわけではありません。便利だと思います。でも現在の基準はおかしいと思うので反対しています。

《PLC問題》 参考人調書公開2009年08月19日 10時13分25秒

7月22日に行われた杉浦氏に対する参考人調書が,PDFで公開されました.


http://plcsuit.jp/sugiura_sankounin.pdf


これを読むと先日の草野OMのメモが大げさでなく、まさにリアルタイム報告だったことがよく分かります。

《PLC問題》 電波監理審議会 異議申し立て第10回審理2009年07月26日 07時25分35秒

平成21年7月22日開催PLC型式指定異義申立第10回審理について報告が UP されました。

http://plcsuit.jp/PLCexp21.htm

国側杉浦証人に対して、PLC訴訟の弁護団と国代理人が質問しました。杉浦証人は、メーカーと国の意向を汲んでPLC解禁を主導した最高責任者です。

報告によると 「顔を紅潮し、手を震わせながら必死に答えている様に見えた」 ということで、厳しい質問が行われたことが分かります。

報告内容には是非目を通されてください。

http://plcsuit.jp/PLCexp21.htm

会場で傍聴したかったです。

《PLC問題》 明日は電波監理審議会2009年07月21日 14時23分38秒

明日7月22日午前10時より、総務省1101会議室にて電波監理審議会が開催されます。

いよいよ杉浦証人に対して、PLC訴訟の弁護団と国代理人が質問します。杉浦証人は、メーカーと国の意向を汲んでPLC解禁を主導した最高責任者です。

杉浦証人に対する証人尋問は、今回の異議申立審理で最も重要と位置づけられています。

異議申立側は総力を挙げて技術的矛盾、誤魔化し等を洗い出しているようです。

明日、杉浦証人がどのような発言をするのかとても興味があります。

私は仕事で傍聴にいけません。 PLC問題に興味のある方で、お時間のある方は是非傍聴に行かれてみてください。

《PLC問題》 ベランダサーバー ?2008年03月11日 17時21分50秒

ネット上で面白いものを見つけました。 

「ベランダサーバー」 です。 室内からサーバー一式をベランダ移設してしまおうという物です。

発想は面白く、実用性もあるように思えました。

しかしその記述の中に 

「 また近年無線LANより安定した通信が確保できるPLCという電灯線を流用したLANシステムが登場したが、これを利用すれば、外に引き出す線はコンセントの線だけになり、ベランダサーバ運用に適したユーザー層は広がる一方である。 PLCの登場で電源線のみの外線でもベランダサーバーが使えるようになった。PLCを使うとベランダにコンセントがあれば室内から引き出す線は何もいらない」

とあるではありませんか・・・・ Oh NO!!!!! PLC機器は室内だけでしか使えません。

総務省総合通信局へこのような使い方が出来るのか確認したところ・・・・

「【回答】 情報ありがとうございました。 広帯域電力線搬送通信設備(高速PLC)は屋内でのみ使用可能な機器であり、当該ホームページで記載されている使い方は認められていないものです。当該情報は担当部署へ提供いたしました。」

との回答を得ました。 ベランダでPLCはやはり認められません。 注意しましょう。 http://hddbancho.co.jp/howtomake_verandaserver.html

追記: 総務省から指導があったらしく、記述が変わっています。

《PLC問題》 電波監理審議会 傍聴2008年02月08日 16時56分01秒

本日、合同庁舎2号館ビルにて14時から行われた電波監理審議会を傍聴してきました。 

今回は第3回審理となります。

傍聴席に座っていますが、冒頭申立人の一人として名前を名乗りした。今回傍聴した申立人は、自分も含めて10人ほどでした。その他の傍聴人も含めると15-16人いたように思えます。

申立人と総務省、参加者(メーカー)という図式です。今回の審査会に先立って国側は1月31日の決済印で準備書面を出したようですが、弁護士到着は2月5日だったそうです。それに対して申立人は多くの反論は次回にするとして、今回は5点に絞って反論と確認を行いました。

傍聴していて感じたのは、総務省側はのらりくらりとかわしていく感じでした。質問すると文書で出してくれとか・・・

何件かのPLC機器の認可が取り消された事に対して、申立人側はなぜ取り消したのか、取り消しに際して行政指導かガイドラインの変更があったのか、メーカー側から取り下げを求めているとあるがそれはなぜかという質問をしましたが、認可の取り消された機器関連に対しての異議申し立ては却下されているので、ここでの質問は意味をなさないと・・・・ しかしこれは事の核心を突く質問であり、申立人側は個々の機器の認可ではなく、認可に係わる基準がおかしいと指摘しているので、大いに関係のある事なのですが・・・・  しかも今回は取り消しを受けたメーカー、シャープ社が出席していた為、回答を求めたところ、突然Panasonic代理人が発言し「そんなの関係ない」発言をしたのです。 なぜ質問もされていないPanasonic代理人が発言をするのでしょうか? やはりPLC業界の盟主を自覚しているのか、追い込まれているのか・・・・・・ 

今回も申立人側はパワーポイントを用いて静岡県裾野市と牧之原市での実験結果を示しました。 後に訴訟団のページにアップされると思いますが、使用機器や条件などもきっちり提示し非常に説得力のあるものでした。
今回はシャープ社製とNEC社製を用いての実験でした。結果は散々たるもので、明らかに基準を上回るノイズを出している事が示されました。私はメーカー関係者席の斜め後ろにいましたが、メモをとったりじっと説明を聞いていたりしました。

申立人はシャープ社代理人に実験結果の結果について質問しました。基準値を大幅に越えたノイズが出ているとするこの実験結果についてどう思うかという質問に対して、シャープ社代理人は「国が定めた基準に基づいて製品を作っているので、文句は国に言ってくれ」という趣旨の発言をしました。当然これは議事録に載るはずです。

次の審議会までにお互い準備書面を用意し、それぞれ反論する事になりますが、意義申立人側は実験結果に対して細々文句を言うのではなく、国も実験したらいい。そこには是非立ち会わせてくれ。共同で実験しよう。そうしたら一発で全てが分かると提案しました。 
さて国はどう答えるでしょうか。 共同で実験すれば本当に結果は一発で出ます。効率も大変良いと思います。

審議会は大変興味深く傍聴する事が出来ました。 面白いです。 是非皆さんも傍聴してみてください。

私は訴訟団の一員です。それは隠してもいません。実際のところ自分はHFはほとんど出ていません。50MHzが運用のほとんどです。 でも興味を持って参加しています。一部では売名行為だとか、逆に訴えられるなどと言われますが、アマチュア無線家としておかしいものにはおかしいと言いたいのです。ほっとけない問題なのです。

《PLC問題》 一部PLC機器の認可が取り消された2007年10月16日 09時49分53秒

野々村の色々
http://nonomura.iza.ne.jp/blog/entry/348100

によれば、10月4日付で認可取り消しがあったPLC機器があったそうです。

詳細は上記URLをご覧ください。

またPLC行政訴訟団が東京高等裁判所に出した準備書面が公開されています。 PLC問題に興味のある方は是非ご覧ください。
http://plcsuit.jp/

《PLC問題》 販売店も公取に注意される2007年07月05日 22時26分09秒

とある販売店のブログページを見ました。

そこにはPLC機器を販売するための紹介記事がありました。

「PLCとは、Power Line Communication(高速電力線通信)の略で今まで電力を送るだけだった家庭内の電気配線(電力線)に情報信号を乗せて送る通信技術です。電気のコンセントに専用のアダプタ(通信用のモデム)をつなぐだけで、最大200Mbpsの高速接続が可能になります。」

それに対し私は一般の何も知らない人が読めば以下のように感じると思いました。

「光ファイバーをも上回る超高速でネットに接続できる。」

200Mbpsは当然理論値であり、実際はそんなにでないことは既知の事実でした。「理論値」であることを明記していないと一般人は勘違いをしてしまいます。当該ページは販売促進のためのページであり、正しくない情報でそれを行うのは「誇大広告に当たる」行為です。当該販売店には広告の是正を促すメールを送りましたが、「無視」されました。これは一般消費者を愚弄する行為であり当然看過できないことでしたので、公正取引委員会に通報したところ掲載している写真にあるように注意が行われました。

「調査の結果。法律上の措置は採りませんでしたが、景品表示法違反につながるおそれのある行為がみられましたので、同法違反行為を未然に防止する観点から、注意しました。」

その結果として当該ページは削除されました。

販売店もきっちりした表記をしなければ「景品表示法違反」に問われるという事が改めて示されました。

当該販売店に対して公取から注意を受けたことをブログで公開して良いか尋ねたところ、事実に基づき公開することは構わないとの回答を得ましたが、今回はあえて店名を出さずにおきます。

一方、松下電器のホームページにおけるPLC機器の説明における矛盾点(どこでもつながるといいつつ、つながるコンセントを探そうということについて)についても公正取引委員会へその判断をゆだねましたが、おとがめ無しと通知書を受け取りました。

今回販売店へ注意をしたのは公正取引委員会の中部事務所で、松下の件は関西です。中部は以前もI O DATAに対して注意を行いました。 地域によって対応に差があるように感じました。実際はそうではないのかもしれませんが。