2011 ALL JA コンテストについて2011年04月20日 18時34分00秒

2011年度のALL JA コンテストはJARL HPによると予定通り開催されます。

http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/Contest.htm

震災後初めてのメジャー国内コンテストです。

開催や参加について各自色々なご意見をお持ちだろうと思います。

正直私も開催の是非や参加の是非について色々考え、他の方の意見も聞き、そして悩み考えました。

結論としては参加します。 参加する以上はベストを尽くします。

参加に至った考えは以下の通りです。

1.昨今のテレビ報道を観ていて、自分自身がとても落ち込んだ気持ちになりました。しかし、いつまでもそんな気持ちのままでは鬱になってしまいます。やはりどこかで発散し、気分転換をしなければと考えました。趣味であるアマチュア無線でのコンテスト参加により、それを行うという考えです。

2.東京電力エリアの電力不足について、この時期にコンテストに参加するのはいかがかという意見もあります。計画停電も実際実施され、市民の生活に大きな影響がありました。しかし実施されたのは平日だけで、現時点では実施されていません。コンテスト開催日の日程では、電力不足も危惧されないことから影響は無いものと考えます。無線通信は間欠送信ですし、平均電力からすれば消費電力は対したものではないのではと思います。具体的な数字を出しての検証は私にはできませんが。

3.震災後2週間で、各通信会社のインフラは9割が復旧したと聞いています。4月末にアマチュア無線を利用した非常通信が行われるかというと、私個人の考えではその確率は極めて低いのではないかと思います。そもそも私はコンテスト参加は50MHzであり、震災直後も非常通信は実施されていませんでした。

色々な考え方があるとは思います。

被災地の皆さんのことを考えると、コンテストなんてという意見も理解できます。私の考え方をご批判なさる方も当然いらっしゃると思います。

しかし最初にも書きましたが、ここで大きな気分転換が私には必要です。40m CW の移動運用もそれなりに楽しいですが、やはり6mでコンテストに参加することは無線における大きな楽しみであり、気分転換であります。一人一人が元気にならないと全体が沈んでしまいます。

今年は参加なさらない方、今年も参加なさらない方、今年は参加する方、今年も参加する方、色々な方がご自身の色々な考えに基づいて行動されることと思います。私は人それぞれですのでそれで良いと思いますし、人生を豊かにするための趣味で人を非難したり、苛々しても仕方ないので、他の方と意見をぶつけ合うなどということはしません。

何でもかんでも自粛という風潮には正直頭が痛いです。

私自身の目標としては X50H 部門での優勝です。目標を達成できてもできなくても、私は獲得得点、もしくは交信局数x3 のどちらか大きい値の金額を、日本赤十字社を通じて義援金として寄付したいと考えています。

何度も書きますが、色々な考え方があって当然です。

例年交信していただいている方も、今年は交信していただけないかもしれません。交信局数は減ることもあると思います。それでもできるだけ多くの交信局数を獲得することを目指して頑張ります。

コンテストにご参加でない方も、私の信号が聞こえていましたら、是非交信していただけますよう、心からお願い申し上げます。