全てのFT8愛好家の皆様へ
1.必要に応じてご自身が使用しているソフトウェアをアップグレードしてください。
この機会に是非ご自身が使用中のソフトウェアが最新版か確認しましょう。
WSJT-X は 2.3.1、 JTDX は2.2.156、 MSHV は2.55
(2021年5月10日現在)
それぞれのソフトウェアには32bitOS用と64bitOS用がありますので、ご自身のOSに適したものをイントールしてください。
2.交信の完了には "73" が必要だと頑なにおっしゃる方がいらっしゃいますが、 "WJST マニュアル" には以下のような記載があります。
[If you have received RRR — that is, a definite acknowledgment of all of your information — the QSO is “officially” complete. However, the other station may not know this, so it is conventional to send 73s (or some other conversational information) to signify that you are done.]
もし貴方が RRR を受信したならば、すなわち全ての情報を確認した場合、QSOは公式には完了です。しかし相手方はこれを認識していない可能性があるため73(または、その他の情報)を送信して、完了したことを示すのが一般的です。
ということですので、RRRやRR73を送受した場合には、私はログに交信を記載します。
3."Enable PSK Reporter Spotting" 機能を有効にしましょう。
を使ってFT8を楽しんでおられるのでしたらば、ご自身が受信した局の情報も「ギブアンドテイクの精神」から送信するようにしましょう。
ご自身の環境にインターネットがない、インターネットがあってもパケット代金が高い、またはPSKR MAPは使わないという場合には機能を有効にする必要性はありません。
詳細は
4.FT8等のデジタルモードで発行されるQSLのレポート欄について
私は気にしすぎなのかもしれませんが、「RS」「RST」欄にただ単に 「-05」等の数字が「単位」も示されずに記載してあるカードを見るとちょっと気になってしまいます。FT8等のデジタルモードで交換されるレポートは"SNR (dB)" です。ご自身の発行されるQSLにはどのように記載されますか? 私は RS/RSTではなく SNR として、単位の dB も明記しています。
5. Grid Locator
ソフトウェアへ入力するご自身のグリッドロケーターは、最低でも6桁で入力しましょう。 PSKR MAP を見ると、4桁の方は海上に位置が示されていたりします。JTDX は8桁のグリッドロケーターの入力に対応しています。8桁まで入れれば PSKR MAP で他局と自局の位置が重なるようなことはありません。自分のグリッドロケータは
このサイトで調べることができます。
さらにWSJT-X も JTDX も自身のグリッドロケーターを10桁で表示することが可能です。そのためには ini ファイルをテキストエディターで編集する必要性があります。
例
[Configuration]
MyCall = JP1LRT
MyGrid = PM95tq47gc
6. 50MHz FT8 運用には気をつけていただきたいことがあります。
を御覧ください。
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