信号構成は上記の表のようになっています。時々途中から相手を変えた方のメッセージが両方表示されることがありますが、ちょうど良いタイミングで変更していたということなのですね。
冒頭0.5秒は何も信号が含まれていないので、突然見えた局に対して0.5秒以内に反応して送信を開始できれば、フルに送信したのと同じことにななります。
SNRの良いある局を呼んだとします。 その局が呼ばれたことに気が付かず反応がかなり遅れてしまった場合、ワイドグラフではとても強くて色の濃い表示なのにデコードされた時に表示されるSNRが低い場合がありますね。フルに情報を受けないとSNRが低く表示されることはままありますし、デコードされないことすらあります。
QSOしたい局に気が付いたらば、瞬時に反応することがコールバックの確率を上げることにつながるとも言えるでしょう。特に相手がWSJT-Xで Call 1stのオプションが有効化されていれば、早くデコードされるという事はとても重要です。
SNRが良いからと言って必ずしも最初にデコードされるとは限らない、強く届いているからと言ってSNR値が良いとも限らない、SNR値が良いからと言って必ずしも電波が強いというわけでもない、電波の強さとSNR値はリニアに連動していないのがFT8。物語が生まれる要因の一つですね。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。