《PLC問題》 昨日の異議申立に対する電波監理審議会 ― 2007年05月25日 08時54分18秒
審理官が西本氏に決定してたところで、訴訟団は回避するよう意見書を提出していました。
しかし西本氏は昨日主任審理官として出席してきました。以下訴訟団とのやりとりを引用いたします。
以下引用
西本審理官が開始を宣言すると直ちに只野弁護士が、手を上げ発言を求め、審理に先立ち申し述べたいことがあるとして、書面で提出していた西本審理官を回避申入書は受け取ったか、そして貴方は回避する意志があるかどうかをたずねました。録音は禁じられていますので、以下は傍聴していた方のメモからの抜粋です。
西本審理官 回避しない。電波監理審議会への意見を纏めることと型式指定異議申し立ての審理は案件が違い、審理の公正さが確保される。電波監理審議会は私の意見書に拘束されるものではない。
海渡弁護士 昨年9月の電波監理審議会への意見書の内容と、今回の異議申立てには昨年8月の意見聴取で意見を述べた草野さんが含まれるなど内容に連続性があり、省令改正を良しとする意見書を纏めた人間が異議申し立ての審理をすれば、その結論は火を見るよりも明らかであり、不適切である。
草野氏 昨年8月の電波監理審議会の意見聴取には、私は約1800名もの署名を提出したが、それは一切考慮されなかった。パブコメでは1000通以上の反対意見があったのに、全て無視していた。そのような結論を導いた人間が審理するのは不公正である。
西本審理官 パブコメは総務省が実施したものだ(注:同時期に電波監理審議会としての意見募集と総務省電波環境課としてのパブコメ募集が行われていた)。今回の異議申立ては型式指定の取り消しであり、別の案件だ。
青山氏 異議申し立てをした相手は国会で承認された電波監理審議会委員であり、官僚に対してではない。今日、ここにいるのは官僚ばかりであり、我々の意見が恣意的に取捨選択される可能性が高い。審議会委員に対して直接意見を申し述べたい。
只野弁護士 無線通信設備規則などの省令改正の内容の妥当性を問うている。もう一度尋ねるが、回避する意志はないのか?
西本審理官 回避しない。
海渡弁護士 では残念ではあるが、主任審理官を忌避する (忌避理由を15分位に渡って朗読)。
西本審理官 忌避が申請されたので、規則に従って審理を停止する。次回の審理日程については自分かどうかわからないが、追って通知する。これで本日の会合は終了する。
以上引用
忌避理由については訴訟団のホームページにUPされていました。
今後の日程は分かりませんが、絶対に西本氏は外されるべきです。
また近日中に訴訟団のページにおいて国側の準備書面が公開される予定です。これからPLC訴訟団は多くの専門家、学者の方々の知識、情報を集めて反論しなければなりません。原告に入ってはいないが本音ではPLC反対だという技術系専門家の方、是非国の準備書面の矛盾点、間違い点を掘り出してPLC訴訟団に教えてください。 連絡先はPLC行政訴訟オフィシャルページにあります。よろしくお願いいたします。
コメント
_ FC10 ― 2007年05月25日 12時40分13秒
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払わせられることになるでしょう。
仮に今までのやり方で電波監理審議会を乗り切れたとしても
その次は法廷の場に引きずり出されることになるのですから。