タイトルの5月号は昨日発売になっています。
なかなか読みごたえのある記事が載っています。
しかしながらTwitterで批判的なことをTweetしている方もいらっしゃるようで、私はフォローしていませんがこの人がこんな事をTweetしているとお三方からメッセージが来ました。第2章 これから“旬”を迎える50MHz帯の知識と運用術 に関することです。
どれどれとその当該Tweetを拝読いたしますと・・・ なるほどねぇ・・・。 まあその事はどうでも良いのですが一般的なことを少し。
まずCQ HAM RADIO という雑誌は日本国内の出版社が、日本国内のアマチュア無線家をターゲットとしています。HL/BV/BYで読んでいる人がいることを前提として書いていないはずです。日本はアジア極東地域にあるのは言うまでもありませんが、ターゲットが 「JA」 の局なので HL/BV/BY についての事は触れず、読者にストレートに響くようにあえて 「JAは」 と書いていると私は理解しています。 我々JAは「とりあえず」で良いので15/45と理解すれば間違いはないのです。 当然の事ですが HL/BV/BY もアジア極東地域の国ですから、「大陸間通信」で他大陸とのQSOをする場合はこの原則にそう事になります。 EU にも沢山の国がありますが、当然ながら対アジア局との通信は 00/30 にピリオドを合わせてQSOを行っています。 考えれば分かることだと思います。 記事を書いた方はそのへんの事を精査して記事を書いているはずです。雑誌の記事はそのターゲットとしている読者がより理解しやすいように書くのが鉄則ですから、大陸対大陸の話を書くより、ストレートに「JAは」と書いたほうが読者に響くのは当然のことではないでしょうか。
私もこのブログで
上記のような記事を書かせていただいております。 この中にもありますが、「自然発生した」習慣で、皆が互いにQRMにならないようにスムースにQSOが進むようにという、多くの方の利害が一致した結果の習慣です。
これはアジア ヨーロッパ 米大陸を含め広く認知されています。各地で同じように利害が一致した結果です。
EU 00/30、 アジア 15/45 が基本です。
米国は広い国土なので東部が 15/45 、これはEUとのオープンの機会も多いので EUが 00/30 に出るために自然とそうなったのだと思います。 西部が 00/30 です。
米国内しかオープンしていなかったのに、突然米国西部からEU、米国東部からアジアにオープンした場合はどうなんだ、という疑問をお持ちの方もいるかも知れません。しかしそこは皆工夫していますので何も問題はありません。 オープンした直後は混乱します。それは当たり前です。 しかししばらくすると大陸間の通信の原則に収束します。米国内しかオープンしていなかったのに突然EUやASが開いた場合、対EUでは西部が15/45に、対ASでは東部が00/30に移って収束します。大陸間通信の原則に沿うということです。
例えば米国東海岸の局が 15/45 で突然JAに入感した場合、当然ながらJAは00/30でコールし始めます。しかし不思議なことにしばらくすると東海岸は00/30に移り、日本も15/45に移って収束します。ここ数年の傾向を見ているとそうなってています。
シークエンス、ピリオドを揃えるという工夫は言わずもがなEME運用から来ています。その有効な習慣を6m FT8 DXに応用したという事です。
50.323MHzの大陸間通信専用QRGは当初から存在したか。
答えは 「NO」 です。
2018年のシーズン前に2017年の事を踏まえて、手前味噌ですが私が色々働きかけて実験にこぎつけました。323を定着させるためにどれだけ各方面とやり取りしたか、今となっては懐かしいです。。 WSJT-Xの K1JT Joe氏を始め、W EU の6m関連団体、名だたるDXer、QSTの6mコラム担当者などつたない英語で意図を伝え、ようやく周波数も決め
実験を開始したのですから。
実験開始から3年目の昨年、ようやく花開いた感があります。 今年はすでに多くの方がご存知でしょう。
しかし記事の写真を撮ってTweetとともに載せるってのは著作権的には・・・ 以下省略。
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