2008 ALL JA コンテスト レビュー ― 2008年04月30日 09時03分09秒
今年の ALL JA コンテストも自宅からの参加です。 部門はいつもの X50H です。 昨年の結果は 515 x 30 = 15450 で優勝することができました。 今年の目標はこの昨年のスコアを超えること。 少なくとも QSO 500 over Multi 30 over です。
今年も 20:30 頃にシャックに入り周波数の確保をします。おや?20時頃には空いていたのに結構混んでいます。 50.291MHz 付近を確保し、適当にCQ を出します。 知り合いが何人か呼んできてくれました。お互いにエールの交換をしました。 JE1MPR局との一般QSOを最後に 21時からコンテストに突入です。
今年はノイズが少ない!!!! これは願ってもないチャンスです。 いつもはノイズレベルが高く、信号強度が強くない局との交信は苦労しますが、今年は少し楽です。
今年の基本方針も開始三時間は SSBで RUNNING です。しかし今年は去年より20分も早い 23:20 に CW の様子を見に行ってしまいました。 でもそれはある意味正解なのかもしれません。 SSBだけで3時間もつほどの参加局が最近はいないと感じます。次のコンテストからは方針変換を考えなくてはいけないですね。
昨年のレビューは
http://jp1lrt.asablo.jp/blog/2007/04/30/147344
にありますが、後に記載する交信局数の推移を見ると面白いのは、二日目の午前八時までの交信局数が一緒なのです。ここから変化がでてきます。
コンディションの方は東京ではパッとしませんでした。各種コンディションが把握できる情報からでは 8←→2 3 4 5 6 とか 6←→7 8 という感じで弱いながらもオープンがあったようです。 Scが無いかアンテナをぐるぐる回して探しましたが、ありませんでした。 時々 6 の局がふわっと言う感じで呼んでくるのですが、取れない間に沈んでしまいます。しかしながらGWはそこそこの伸びがあります。ノイズも少ないので混信の間に遠くの局の信号が聞こえます。 四国は比較的早い段階で埋まりました。北方面はいつも残る 青森と山形 が今回も残っています。 また三重 岐阜 が何故か遅い時間帯まで残っていました。 広島 岡山はHの局が呼んできてくれました。 北方面はほぼ諦めて、ほとんどの時間を西南西に向け、 三重 岐阜 狙いです。 人口からしても西方面の方が局数も伸びますし。また鳥取にはブログでリンクしている JN4VOX/4局が出ているのが分かります。 3の局を呼んだときに負けました。是非QSOしたいと探しましたが見つからず。呼んでいただいたかもしれないですが分かりませんでした。
イオノグラムのページを見ていても西方面のEsに若干の期待がかかりましたが、バズが少し入っただけでした。少なくとも東京の私のところではEsによる国内のオープンは見つけられませんでした。韓国は入っていた様です。 対馬に移動していた JM1TDG/6局を探しましたが最後まで見つけられませんでした。
狙っていた 三重 岐阜は CW で同じ時間帯に Get することができました。 また 9の富山も JCC JCG サービスに出かけていた JH3LBD/9 JQ3UMZ/9 が呼んできてくれて無事獲得できました。 9 の全てのマルチが取れたのは数年ぶりです。
今年は例年より CW をする時間が長くなりました。 特に理由はないのですが、疲労度が違うなぁと・・・・・ また最近は免許制度の改革でCW人口が少し増えたようにも感じます。いつもCWばっかり出ていると言うことではないので、これはあくまでも個人的な感想ですが。
また今年は一つトピックスがありました。 インターフェアの発生です。 自宅の斜め前に新築のお宅ができました。引っ越しの時にご挨拶にこられたので、当方が無線をやっていることと、もし混入があった場合はお知らせ下さいとお伝えしておくことができました。 二日目の午前九時にお越しになり、アナログテレビが電源を入れていないのにモゴモゴ入る、またコンポにも混入があるとお申し出になりました。 TDKのパッチンコア ZCAT3035 を10個と、コンセントも通せる大きなトロイダルコアを用いて対処しました。私が伺って対処すると申し出ところ、やり方さえ教えてくれれば自分で対処するということで、コアの挿入位置などをお伝えしました。お昼時に菓子折を持参し状況確認にいましたがご不在でしたので、また19時過ぎに伺ったところアナログテレビのインターフェアは全て解消し、コンポは時々弱く入るものの気にならない程度になったと言うことでした。JARLか出している近所に配布するためのインターフェアのパンフに私の携帯番号を記入し、今後いつでもご連絡下さいとお伝えしました。 やはり近所づきあいは重要です。伝えていただけなければインターフェアの発生は分かりませんので。しかしTDKのコアは優秀です。ほぼこれだけで対処できます。 今回は地デジ対応のテレビには一切でなかったとのことでした。またアナログテレビも音声の混入だけで、地デジテレビ同様画像の乱れは一切無かったようです。コモンモードでの障害ですので電源系やスピーカーケーブルへの対処となります。インターフェア対策については、当方の他のページもご参照下さい。
http://www.asahi-net.or.jp/%7Evj5y-tkur/syougaiboushi.html
さて暫定結果ですが、自分はいつもX50Hに参加と明言していますし、コンテスト中にHのナンバーを送っていますので他の方への影響はほぼ無いと思い、ここに発表します。
バンド | 交信局数 | マルチ | 得点 |
50MHz | 578 | 33 | 19074 |
<時間ごとの交信局数> (括弧内は電信の内数)
[21] 101
[22] 58
[23] 51(34)
[00] 22(18)
[01] 18(16)
[02] 13(5)
[03] 2(2)
[04] 0
[05] 17(1)
[06] 16(6)
[07] 26(7)
[08] 18(11)
[09] 29(18)
[10] 19
[11] 35(23)
[12] 11(2)
[13] 24(24)
[14] 10(4)
[15] 12(6)
[16] 16(14)
[17] 10(8)
[18] 24(11)
[19] 11(8)
[20] 35(10)
Total 578(228)
<時間ごとの累積交信局数> (括弧内は電信の内数)
[21] 101
[22] 159
[23] 210(34)
[00] 232(52)
[01] 250(68)
[02] 263(73)
[03] 265(75)
[04] 265(75)
[05] 282(76)
[06] 298(82)
[07] 324(89)
[08] 342(100)
[09] 371(118)
[10] 390(118)
[11] 425(141)
[12] 436(143)
[13] 460(167)
[14] 470(171)
[15] 482(177)
[16] 498(191)
[17] 508(199)
[18] 532(210)
[19] 543(218)
[20] 578(228)
<マルチプライヤーの獲得状況> (括弧内は電信の内数)
[21] 8
[22] 3
[23] 2(1)
[00] 4(2)
[01] 4(2)
[02] 1(1)
[03] -
[04] -
[05] 2
[06] 2
[07] 2(1)
[08] -
[09] 1(1)
[10] -
[11] -
[12] -
[13] 1(1)
[14] -
[15] 2(2)
[16] -
[17] -
[18] 1
[19] -
[20] -
Total 33(11)
<時間ごとの取得マルチプライヤー>
[21] 10 13 18 11 14 16 12 06
[22] 07 15 17
[23] 08 03
[00] 09 27 26 31
[01] 36 22 24 20
[02] 35
[05] 39 04
[06] 37 25
[07] 23 38
[09] 30
[13] 29
[15] 21 19
[18] 28
昨年のスコアを超えるという目標はクリアできました。また久しぶりに交信局数が前年を上回りました。 年々参加局数が減ってきた中では非常に喜ばしいことだと思います。コンディションが特別良かったわけではないのにですから。
やはりノイズレベルが低かったことがこの成績に大きな影響を与えています。都内の住宅地で幹線道路が近い・・・ ある程度のノイズは仕方ないですが、一度でいいので全くノイズのない環境を経験してみたいです。 移動地ではなく自宅でという贅沢なんですけどね。
最後にQSOしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。また次のコンテストでもよろしくお願いいたします。またお呼びいただいたのにQSOできなかった皆さん、次回も是非コールして下さい。よろしくお願いいたします。
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