三菱からの返信 ― 2010年03月12日 11時37分57秒
■ご質問1:御社のシステムは発生する高周波ノイズに対してどのような対策を講じてありますでしょうか。
<ご回答>
アマチュア無線機は、ラジオ・テレビといった一般の電波利用機器に比べ、 遠隔地の無線局からの微弱な電波を受信できるように、一般的に受信感度が高くなるように設計されています。
一方、太陽光発電用パワーコンディショナは数kWの電力を交流に変換するためのインバータを内蔵しています。
インバータ機器の内部では数100Vといった高い電圧を高速でスイッチングしていますので比較的強い電波雑音が発生しています。
これが外に出にくいように、金属の箱に入れ、電波雑音を減衰させるフィルタを通して外部の電源線に接続しており、パワーコンディショナから電線等を通して外に出て行く電波雑音が電気用品安全法で規定されるレベル以下となるようにしております。
■ご質問2:仮に購入したとして対処していただけるのでしょうか。また、御近隣で御社のシステムからノイズが発生している場合も対処していただけるのでしょうか。
<ご回答>
ラジオや無線機に雑音が入るか入らないかは、下記環境で大きく変わり、感度が高いと雑音の影響を受けやすくなります。
・雑音の大きさと周波数
・受信したい電波の大きさと周波数
・受信機の感度
・雑音の発生源と受信機やアンテナ、電源線等との距離
特にアマチュア無線では、アンテナを屋根の上に設置する場合も多く、結果として太陽電池に近くなる可能性がありますので問題が発生する可能性が大きくなります。
対策としましては、受信感度の高い分だけ太陽光発電システム(パワーコンディショナ、太陽電池、配線類)からアンテナや無線機を離すことが考えられますが、周囲状況や、ラジオ等の周波数帯域によっても状況が大きく変わりますので、一般に対策が難しい場合が多く、ご満足いただける形で対応できるとは限りません。 従って、対策をお約束することはできませんのでご容赦くださいますようお願いいたします。
ちなみに、弊社パワーコンディショナの取扱い説明書の<注意> 次のような場所では使用しない、には「無線機など高周波機器があるところ」(誤動作により焼損の原因となります)、あるいは、<お願い>には、パワーコンディショナ・接続箱にテレビやラジオを近づけないで下さい。
(電波障害が発生する原因にもなります)と記載をさせていただいております。 ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以上
参考になれば幸いです。
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