太陽光発電のパンフ Panasonic ― 2011年12月18日 19時11分54秒
それは Panasonic (パナソニック電工)の太陽光発電システムに関する文章です。
http://panasonic-denko.page-view.jp/VBCT1B70_7/pageview/pdf/0036.pdf
このパンフレットの中に
●近隣にアマチュア無線のアンテナがあるところに太陽光発電システムを設置すると、太陽光発電システムの機器や配線から漏れる電気的雑音(ノイズ)を、感度の高いアマチュア無線機が受信することで通信の障害になることがあります。近隣(100m以内)にアマチュア無線のアンテナがあるところには、太陽光発電システムを販売、設置しないでください。
と書かれています。 過去に色々なメーカーに質問を送りましたが、いずれのメーカーも機器からのノイズ発生を認めています。Panasonicには質問を送っていなかったので、早速質問したいと思います。
パンフレットにはそう警告しているが、万が一販売店が販売・設置してしまった場合にはノイズ対策を取ってくれるのか否か。
アマチュア無線局に限らず、無線局は法的に保護されています。ノイズにより妨害を受けた場合は、ノイズの発生源側が対処しなくてはなりません。つまりこの場合太陽光発電システムを設置したご家庭が対処しなくてはならないのです。
無線局側には全く非はありません。
例えて言うならば、静かだった住環境に突然うるさい隣家が引っ越してきて、1日24時間ロックを演奏しているのと同じです。24時間ロックを演奏するならば、完全防音の部屋を作る必要があります。これと同じで、ノイズもなく静かな受信環境だったのに、1日24時間ノイズを巻き散らかして目的の信号を受信できなくするのが「太陽光発電システム」だったり「粗悪なLED照明器具」だったりするのです。ノイズのでない物に交換するか、フィルターなどでノイズの発生を抑えるか、ノイズ源そのものの撤去しかないのです。
Panasonic社はほぼ毎日私のブログを見に来ています。 足跡がしっかり残っています。
気になるのでしょうね。
追記:12/20
SANYO も注意書きをしていますね。 Panasonicと一緒になっていますから当たり前と言えばそうですが。 http://jp.sanyo.com/solar/guide/construction/index.html
コメント
_ kqh ― 2011年12月23日 03時30分15秒
_ JP1LRT ― 2011年12月30日 17時48分28秒
_ TAK ― 2012年02月05日 07時09分46秒
パナソニックは、黒枠で囲った安全に関する注意の一つとして、比較的大きな文字で明示しているますが、狙いは保身の為なのかも知れません。
隣家の新築、太陽光発電を設置したミサワホーム東京に質問した所、こんな話は全く知らなかったとのことです。(12/2/4時点)
太陽光の販売チャンネル(販社、商社、ハウスメーカー、独立販売店)に十分周知しないで、注文だけ取らせて、後での言い訳なら責任逃れか?
ミサワホームはパナも扱うそれなりの会社なので、そこが知らないとは・・・
ミサワ本社に正式に質問しようかと思っています。
_ TAK ― 2012年02月06日 18時41分16秒
単に浸透が進んでいないのか?それともカタログに書いているだけのことか?
_ TAK ― 2012年02月09日 20時47分50秒
とても、周知、理解されているとは言えず、未然防止につながるか 疑問です。
LRTさんが、メーカーへの質問状に、万一、販売、設置してしまったらとありますが、十中八、九 販売設置する状況です。
(質問)
1)カタログ記載の知っているか?
2)文書通知はあったか?
3)ID取得講習会等での周知、教育があったか?
1)Yes-No 2)Yes-No 3)Yes-No
1.ハウスメーカー2社 0-1 0-2 0-2
2.販売設置会社 6社 1-5 0-6 0-6
3.パナショップ 1店 0-1 0-1 0-1
※メーカーの意向は伝わっていない。
※カタログ内容を把握しているのは1社。カタログ改版時に変更内容を確認しており認識してる。メーカーからは何の通知、注意喚起もないので、自ら注意していてたとのこと。
※ヒアンリング時にカタログを持ってこさせ一通り説明させても、当方から安全に関する注意を読ませて始めて気付く。
※パワコンの2.4GHzの無線モニターがアマ無線の影響を受けると被害意識は持っている。
パナ、サンヨーに周知状況を確認すると・・・・
サンヨー:2011年8月に販売店に通知、10月よりカタログ掲載と文書で回答。
パナ:通知はしているが、通知が多すぎてもれているのでは?と口頭で回答。 言い訳くさい。
パナはパナ電工系で実質、太陽光の技術を含めよく理解していない、名前、看板貸しの気がしてなりません。
_ ja1ker ― 2012年02月29日 15時11分57秒
質問内容は『太陽光発電システムの販売設置要件の確認』として
・販売、設置マニュアル等への記載
・施工ID講習等での指導、指示
・販売契約前の現地調査でのチェック項目として記載
等の実務での漏れ防止を図っているかですが、以下の通り
※単なる注意喚起、啓蒙であり、カタログに【安全に関するご注意】に記載している『・・販売設置しない。』 との一見、供給者の責任、誠意ある商取引の履行をうかがわせる文章とは違うようです。
弊社の太陽光発電システムは財団法人電気安全環境研究所(JET)の基準による認証試験に合格しており、その基準を満たす製品となっておりますが、アマチュア無線局への ノイズトラブルが起こっています。
ケーブルへのシールド、DC/ACラインへのノイズフィルタの設置などの対策をしても解消しない物件があるので、近隣(半径100m以内)にアマチュア無線のアンテナがあるところには、太陽光発電システムを販売、設置をしないよう、注意を行っています。
ただ、流通に対し販売を拘束することはできませんので、注意喚起、啓蒙の徹底を行っていくこととなります。「問題が発生すると、アマチュア無線家だけでなく、販売したお店も対応に苦慮することがある」との観点での注意喚起を、商品研修会等にて、情報伝達を図っていきたいと考えております。
<付録>
サンヨーカタログは、『・・設置しない。』だけで販売しないとは書いていません。
この点をパナソニックに質問した所、知らなかった、『販売、設置しない。』は打ち合わせで決めた内容なのでそれはおかしいとの返答。
販売業者、設置業者への注意喚起だけでなく、内部での意思疎通 徹底にも問題がある様でした。
ノイズ問題を後付けフィルターなどの個別対応で対策出来なかったので、販売、設置しない。との未然防止として打ち出したのに、それが履行できる状況では無いのは確か。・・・・
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