2017 FD contest ― 2017年08月09日 16時00分27秒
泉州サバイバルハムクラブ マラソンコンテストについての提案 ― 2017年08月12日 22時32分17秒
後3ヶ月ほどすると144MHz SSBのお祭りと言われる、所謂「泉州サバイバルコンテスト」が始まります。
泉州サバイバルハムクラブのマラソンコンですが、144MHz SSBでのアクティビティーを、この期間限定ではありますが高めるいい企画です。
しかしその影で EMEer が泣いていることをご存知でしょうか?
私は昨年11月、コンテスト期間中に泉州サバイバルハムクラブに対して提案を行っています。以下メールのコピペです。
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こんにちは。今年も大盛況の「泉州サバイバルコンテスト」。私も全日は不可能ですが参加させて頂いております。
この時期、2m SSB はお祭り状態で、普段2m SSBにはお出にならない方も出てらっしゃいますし、思わぬ方とのQSOもできたいへん楽しませて頂いております。機会を設けていただきましてありがとうございます。
さて件名の 「提案」 ですが、以下のとおりです。
◎コンテスト用の周波数を設定してはいかがでしょうか?
理由
2m BANDは色々な楽しみ方ができるBANDです。ラグチューやコンテスト、さらにはEMEまで幅が大変広いです。
泉州サバイバル・マラソンコンテスト期間、バンドが大変賑やかになるのは個人的には非常に喜ばしいことかと存じます。しかしながら一方で「マラソンコンテスト」には興味のない方、SSBのQRMに頭を抱えるEMEerの方も存在しています。
2m SSB は BAND PLANでは 144.1MHzから144.5MHzまで運用可能となっています。私が東京で聞いている範囲では 144.1MHzから144.350MHzまででマラソンコンテストのQSOが行われています。144.330MHz以上には実際はほとんど参加局がいません。
144.1MHzから144.350MHzとしても 250kHzあります。関東で聞いていても十分な広さだと感じます。
マラソンコンテスト用の周波数を JARLコンテスト周波数である「144.250-144.500MHz」 に設定しても、同じ幅の250kHzであり、支障をきたすとは思えません。
この周波数に設定することにより、「不参加の局も通常交信が楽しめる」「EMEへの混信も大幅に軽減される」というメリットがあります。
JARLのBAND PLANでは
「144.10MHzから144.20MHzまでの周波数は,外国のアマチュア局と月面反射通信にも使用できる。」
とされており、実際にこのマラソンコンテスト期間中にもEMEは行われておりQRMに困っている方もいらっしゃるようです。
コンテスト外のラグチューを楽しみたい方、EMEに挑戦をしたい方、コンテストに参加したい方、全ての方が 「同じ 2m BANDが好きな方」です。同じバンドが好きなもの通しで「軋轢」を生じさせても何もメリットはありません。
ここは 「住み分け」 として使用周波数の設定を来年以降してみてはいかがでしょうか?
泉州サバイバルハムクラブの役員(理事)の皆さんで是非ご検討いただけると幸いです。皆さんが率先して無用のトラブルを回避する方法を示していただけないでしょうか。
皆さんのご活躍をお祈りいたします。
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このメールは泉州サバイバルハムクラブのホームページに記載されていの理事の方に @JARL.COM でメールを出しました。
http://www.jarl.com/jg3yip/profile.html
メールアドレスをお持ちでない方もいらっしゃいますので、全員には届いていませんが、返事をくださったのは唯一 JA1KK 武井OMでした。
「津久浦さんの提案に賛成します。ルールを理事会で検討し修正しては如何でしょうか。」
と後押ししてくださっていますが、関西の理事の方々からはお返事をいただけないまま今日まで経過しています。
規約を改定するか否かにかかわらず、メールに対して無反応であることは非常に残念です。
今年の規約発表はまだですが、もし昨年と同じままですとまた EMEer の方々が頭を抱えこむこととなりそうです。
盛り上がるコンテストの主催者として、「コンテスト非参加者」「他のモード運用者」に対しての配慮をする責任があるのではないかと感じています。
同様のご意見の方、ぜひ主催者にご意見をお出しくださいますようお願い致します。
追記:8/13
事務局から返信があり、来月12日の理事会で議題に上げるそうです。改定を期待しております。
JT65はQRP用モード? ― 2017年08月14日 11時12分08秒
JT65、このモードをQRP用モードだと言い切る方はこのモードの歴史をどう解釈しているのでしょうか?
https://en.m.wikipedia.org/wi…/WSJT_(amateur_radio_software)
JT65, developed and released in late 2003,[3] is intended for extremely weak but slowly varying signals, such as those found on troposcatter or Earth-Moon-Earth (EME, or "moonbounce") paths.[2] It can decode signals many decibels below the noise floor in a 2500 Hz band (note that SNR in a 2500 Hz band is approximately 28 dB lower than SNR in a 4 Hz band, which is closer to the channel bandwidth of an individual JT65 tone), and can often allow amateurs to successfully exchange contact information without signals being audible to the human ear. Like the other modes, multiple-frequency shift keying is employed; unlike the other modes, messages are transmitted as atomic units after being compressed and then encoded with a process known as forward error correction (or "FEC"). The FEC adds redundancy to the data, such that all of a message may be successfully recovered even if some bits are not received by the receiver. (The particular code used for JT65 is Reed-Solomon.) Because of this FEC process, messages are either decoded correctly or not decoded at all, with very high probability. After messages are encoded, they are transmitted using MFSK with 65 tones.[8]
Operators have also begun using the JT65 mode for contacts on the HF bands, often using QRP (very low transmit power);[9] while the mode was not originally intended for such use, its popularity has resulted in several new features being added to WSJT in order to facilitate HF operation.[10]
wikiのコピペなので注釈の番号が入っています。
もともと対流圏通信やEME用に開発された 微弱電波用モード です。EMEをやる際はパワーを出します。でも月で反射されて戻ってくるのは非常にか弱い電波です。CWでは聞き取れないような微弱電波でもPCを使うことにより、何処ぞの誰からの信号だと解析して交信にたどり着けるのです。このモードを電離層反射でも応用して、微弱な電波でも交信が可能になったというのが現状です。
弱い電波でも交信が可能になった=QRPで運用すべき ではありません。 コンディションが悪くて、自分はパワーを出しているのに相手には弱くしか届かないというような場合に有効なモードなのです。
コンディションが良い時にQRP同士でもできます、というのであれば楽しみ方の一つだし良いでしょう。しかし常にQRPで、10Wから30Wくらいが適正、などというのは自ら交信のチャンスを削るようなもの。私は賛同できません。
6m bandでDXをやる方でそんな事を言っている人はいないでしょう。まずは相手に自分の電波を届かせねばなりません。6m bandのDXの伝搬はHFのそれと比較すれば全く異なります。皆さんそれを理解していますから、自分の持てる力を注ぎ込みます。QRP用モードと誤った認識を植え付けられたHF帯のJT65愛好者の皆さんからすれば、狂気の世界に見えるかもしれません。しかしもともとEME用に開発された経緯を見れば、6m bandの運用方法こそが適切な運用方法と言えるのではないでしょうか。6m でDXをやる方にとっては、「非常に弱い伝搬で、非常に弱い電波しか届かない、届いてこない場合にでも通信を成功させるための便利なツール」なのです。
JT65にはパワーは必要ない。
ワイヤーアンテナ、釣り竿アンテナでもDXが出来ます。
よく見かけるフレーズです。しかし私はゲインのないアンテナを使っている方こそパワーを出して運用したら良いのにと思います。まずは相手に届かせること。あとは相手が誰に応答するかは相手次第。当たり外れで一喜一憂の世界です。届いてないのに一生懸命呼んでも無駄です。
もちろんQRPで楽しむのも良いでしょう。しかしそれが標準だと、マナーだと、さらにはルールだと他人に押し付けるのはどうかと思います。
EMEも6mのDXもギリギリのラインでやっています。HF帯のJT65で広まった誤った認識は通用しません。
ちなみに私のHF帯のアンテナはマイナスゲインのものばかりです。例えば-25dBとかそれ以下の弱い信号の局を呼ぶ際はパワーを出して運用します。実効出力はアンテナの利得と送信電力によるものですから、利得のあるアンテナで低い送信電力の方と変わりません。
JT65はQRPで。この誤った認識をJAに広めたのはこの業界を代表する某C誌でしょうね。
さて、今日こんな記事を書いたのはQRLを聞いたからです。
http://qrl-599.seesaa.net/article/452188444.html
http://qrl-599.seesaa.net/article/452402483.html
この二回でJT65を特集してますが、初回でJT65の歴史にも触れています。もともとはEME用に開発されたと。それをHF帯に応用しているのだと。
聞いていればわかりますが、いい意味でお気軽なんです(^^)。ギリギリの信号を追いかけるということに使うという視点がありません。お気軽DXならQRPでもなんでも良いですね(^^)。
でもQRPが標準だなんて言い切らなで欲しいなあ。と思いました。
東京コンテスト 関東UHFコンテスト 結果発表 ― 2017年08月15日 09時15分20秒
東京コンテスト
http://www.jarl-tokyo.com/contest_data/2017tk.htm
関東UHFコンテスト
http://www.jarl.com/kanto/34kantouhf-result.pdf
結果発表されました。QSOしていただいた皆さんありがとうございました。両コンテストともに連覇となりました。また頑張ります。是非QSOよろしくお願いします。
PSKR 使用のオススメ ― 2017年08月17日 19時13分26秒
HFでのJT65のあるある? ― 2017年08月25日 10時22分53秒
ハムフェア 2017 ― 2017年08月30日 10時33分40秒
2017 ALL JA コンテスト 結果発表 ― 2017年08月30日 15時11分54秒
ことしも無事にX50H部門で勝つことができました。ひとえにQSOしていただいた皆さんのおかげです。ありがとうございました。
来年も頑張りますのでよろしくお願いいたします。
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