6m and Down コンテスト ― 2011年07月04日 10時05分10秒
2011年度 6m and Down コンテスト、皆さんお疲れ様でした。 今年もX50部門で参加しました。QSOしていただいた皆さん、ありがとうございました。またせっかくお呼びいただいたのにQSOに至らなかった皆さん、大変申し訳ございませんでした。また次の機会で交信できるよう努めますので、懲りずにコールしていただけますようお願い申し上げます。
毎年コンテストレビューをコンテスト終了後すぐにブログに書いておりましたが、今年はきゅうあ~るえるクラブが毎年ハムフェアにあわせて発行してきた冊子、コンテストガイドブック(通称CGB)に寄稿することにしました。アクティブにコンテストに参加している皆さんが寄稿されていますので、私も楽しみにしています。
ハムフェア以降ブログでもその内容については公開予定ですが、それまでの間は簡易報告にとどめさせていただきます。詳細なレビューを楽しみにしていらした方ももしかしたらいらっしゃるかも知れませんが、そういう事情ですのでよろしくお願いいたします。 きゅうあ~るえるクラブ関係者の方からは、ブログに書いてもいいと言われていますので、急遽公開してしまう事もあれかも知れません。
内容的には 「北方面のコンディションUPが無かった」 「西方面も短時間でかつ非常に強いものではなかった」 「交信局数は大幅に伸ばすことができた。」 という感じでしょうか。
マルチが少なかった分得点は伸びませんでしたが、昨年の2位のスコアは超えています。
疲れましたが楽しいコンテストでした。また次のコンテストでお会いしましょう。
50MHz コンテスト用周波数についての提言 ― 2011年07月04日 14時52分53秒
現在のJARLコンテスト用周波数は以下のように設定されています。
50MHz帯
CW 50.050-50.090
AM/SSB 50.250-51.000
FM 51.000-52.000
50MHz帯はコンディションの変化に伴いローカルしか聞こえない状況から 、DXまで入る周波数帯です。国内専門の方、コンテストがメインな方、DXしかやらない方など色々な方が楽しんでいる周波数帯です。
夏期にはEsによる国内のオープンだけでなく、近隣諸国やマルチホップEsによるEU NA等のSuper DXがあります。先日の6m and Downコンテストの最中にも、Sri Lankaの4S7ABが 50.085MHzというコンテスト真っ最中の周波数に出てきました。
EsによるSuper DX は夏季限定の物です。DXerの皆さんはコンテストのQRMに相当悩まされたと思います。今後黒点数の上昇により、夏期のEsだけでなく他の季節(F2反射など)でも同様なケースが出てくるのではないでしょうか。
50MHz帯におけるSSBによる外国局相手のDX QSOには50.100~50.150MHz付近が良く使われています。CWも50.070~50.150MHz付近に集中しています。
日本国内では 50.000-50.100MHzがCW、50.100以上が狭帯域の電話とバドプランではなっていますが、国内QSOには 50.100~150MHz は使用しないようにしましょうという慣習が存在します。知ってか知らずかで50.100~150MHzの間で国内QSOをする人も見受けられますが、おおむね殆どの方はこの慣習をフォローしているようです。
バンドプランに沿う形で現在のJARLコンテスト用周波数は設定されていますが、先に書いたとおり、DXerとContesterの間で一種軋轢が発生してしまう場面もあるようです。せっかく同じ周波数帯を愛し、アマチュア無線という同じ趣味を持つ者通しがいがみ合うのも問題だと私は感じています。
私自身夏期のコンテストでは、CWでのCQ TESTは少なくとも 50.080MHzより低いところに出るよう心がけております。
ここで私は
「50MHz帯における JARL制定 CW用コンテスト用周波数を移設してはいかがか」
という提言をしたいと思います。
理由としては、HFと違いDXの入感する頻度が極端に低く、かつ信号強度も極端に弱い場合が多いのが50MHzのDXの特徴なので、DXとContestの分離は必須なのではないか、という事です。という提言をしたいと思います。
具体的には以下のような事を検討してはいかがかと思います。
1.現在 50.050-50.090MHzになっているコンテスト用周波数を、たとえば 20KHz
ほど下にシフトして、 50.030-50.070MHzにする。
2.実際CWでは周波数が 40KHz しかないため混雑が激しいので、CW は 50.250-350MHz、SSB/AM は 50.350-51.000MHz、 FMは現行通りとする。
私個人的には 2 の様に 「CW用周波数を上へ移して広げる」 という方が好ましい
と思っています。 50MHz帯はバンド幅が4MHzもある広い周波数帯です。下の方にこだわる必要性は全くないのでと考えます。 SSB/AM用が現行より 100KHz 狭くなりますが、現状でも多くの方が 50.250-50.500MHz の間でSSBによる運用を行っているので何ら支障はないと考えます。
国内局向け主体の方と、DX局向け主体の方が棲み分けをしている50MHz帯で、さらに
国内ContesterとDXerの方がうまく棲み分けをし、互いを尊重し合い運用できる制度が
より好ましいのではないでしょうか。
もともとコンテスト周波数が設定されたのは、通常交信との混信を回避する目的もあったと思います。今再編が検討されてもいいのではないでしょうか。
この意見をJARL業務課コンテスト係とJARLコンテスト委員会に出したいと考えています。同様になにかご意見のある方も是非ご意見をコンテスト委員会に送ってみてはいかがでしょうか。
http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/Contest.htm
から送ることが出来ます。
追記:自分のコメントを本文へ追記し、一部加筆します。
バンド幅があるのにもかかわらず、狭いところにひしめき合って、かつDXとContestが互いに混信になるのは不合理な気がします。 いちいちQSY依頼をネットなどを利用して行う手間もなく、まして無視して互いにQRMになるような運用をしなくてもすむ様に予めなっていれば、「楽」なのではと。 DXを普段やらない人がDX局に対してネットでQSY依頼をすることは非現実的です。その手法すら知らない人の方が多いでしょう。移動先でネット環境がない人もいるでしょう。また直接DX局に対し電波を飛ばしてQSY依頼することはもっと非現実的に思えます。
ですので予め分離されていれば、そのようなことを気にする必要性もなくて 「とても楽」 なのではないでしょうか。
賛成、反対、一部賛成、一部反対、そもそも何の問題も無い等色々な意見があるとは思いますが、私の意図としては 「お互いに邪魔にならないような工夫があればよりよいのではないか」という感じです。 実際コンテスト用周波数が再編成されるか否かは別として、互いが尊重しあって運用しましょう、という雰囲気が出来たら良いと思います。
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