先日の記事で書いた切れた同軸ケーブルの話しです。
切れた同軸ケーブルは10D-SFA-Liteでした。販売開始から3年。私が使用して1年3ヶ月。
同軸ケーブルの交換工事をお願いしたFTIも切れた話は聞かないとの事でした。しかしblogでもコメントなどでお付き合いのある、
JG1ULTさんの同軸ケーブルも切れたそうです。そこでメールにて私とJG1ULTさんの事例をメーカーに報告したところ、お電話をいただきまして担当の方とお話しする機会を得たので、今回のLiteケーブル切断の話をさせていただきました。以下要約です。
1.Liteケーブル切断の話は今回初めて聞いた。発売後3年が経過して事例が判明してきたという感じ。
2.全ての同軸ケーブルは「固定配線」を用途としている。それは明記していない。SFAケーブル等の仕様にも可動部に用いることに関しての注意事項の明記はされていない。
3.回転なとねじれに強いのは芯線が撚線のケーブルで、シールドにテープを用いてないケーブル。具体的には8D-2Wである。
4.芯線が軟銅のSFAケーブルも受注生産可能。銅価格が下がっているのでさほど高価にはならない。
5.芯線が軟銅のSFAケーブルでも、可動部に用いると芯線が切れる前に銅のテープが傷み始め、損失が大きくなってくる。
という感じでした。
今後アンテナ工事をする場合、可動部には銅皮膜アルミニウム芯線のケーブル、シールドに金属製テープを用いるケーブルは避けたほうが無難でしょう。参考になれば幸いです。
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