皆さんも少なからずご経験があると思います。
1.自分がCQを出しているDFの反対側ピリオドで、真上に突然他局をコールし始めたりCQを出し始める局が出現する。
2.重なってはいないが、極々至近のDFに突如超強力局が出現して自分が運用しているDFがマスクされてしまう。
そのような事をしてくる局は、きっと何も考えていないかWG、ワイドグラフ(ウォーターフォール画面)を全く見ていないかです。
自分が電波を送信しようとする周波数の使用状況を確認するのは、FT8に限ったことではなく、SSB/CWでも当然です。他局に混信を与える運用を「意図的にした場合」は「おかしな奴」と認定されてしまいます。 意図的でなくとも結果は同じです。
FT8運用において、「すべての局がSPLIT運用をしていて、交信相手とDFではなく、離れたDFで送信しQSOしている」のであれば、自分がCQを出しているDFの真上の反対側にでてこられても問題はありませんが、実際はオンフレで呼んでくる局が多数います。私も含めてスプリットで呼んでも反応がないときはオンフレで呼んでみる、という方もいます。そういうオンフレで呼んでくる局がいる現状では、CQを出している局に限らず、他局が運用しているDFの反対側ピリオドで運用するのはいかがなものでしょうか?
送信を開始する前には必ずワイドグラフを確認しましょう。
信号がある場所はバックグラウンドと色が変わっているはずです。そのDFを避けるように送信するDFを決めましょう。
JTDX / WSJT-X ともの画像で赤く囲った部分、 「N Avg」 は 1 をお勧めします。ウォーターフォールの流れる速度が早く、状況の把握には適しているからです。
時々 N Avg の数を大きくして、上の画像のようにしている方もいらっしゃるようですが、あまりメリットはありません。
ある方に何度かやられたので思い切ってメールしてみました。頂いた返信に衝撃を受けました。
「ファイアーウオールについては、80や40mの混雑しているバンドではほとんど
役たちませんので使用しておりません。もっと上の、あまり混雑していないバンドでは使用することありますが。 」
いえいえ、役に立ちます。ゲイン、Gainをコントロルすればうまく表示されるようになります。
自分がWGをよく見て送信しても、QRPで運用されている方やコンディションによっては相手が見えないため使用されていないDFとして運用を始めてしまう場合もあるでしょう。そのような時は仕方ありません。「見えてなかった」のですから。 私自身も気をつけて運用致しております。
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