JTDX , WSJT-X でリグとのリンクエラー2019年06月13日 07時41分18秒


VSPE をお使いで、JTDX または WSJT-X と同時に Turbo Hamlog を立ち上げていらっしゃる方で、時々JTDXまたはWSJT-Xとリグとのリンクエラーが発生して悩んでいる方がいらっしゃると聞きました。



これはJTDXの画像ですが、WSJT-Xでも同じです。

そんな方に解消法をお伝えいたします。

原因はいズバリ Turbo Hamlog との競合です。 Hamlog がリグから周波数やモードの情報を引っ張ってくるとJTDX等とのリンクが切れてしまいます。

それを回避するには Hamlog と リグのリンクを切れば解決します。

「いや、せっかくVSPEでSPLITしている意味がないではないか」 とお思いの方もいらっしゃるでしょう。 はいその通りです。 なので JTDX等を使用中だけリンクを切れば良いのです。

Hamlogの設定をします。

オプションから環境設定に進むと


入力ウインドウが選択できるようになっています。 私の場合 B C D E F も有効にしていますが、その数は個人個人で違うと思います。  通常開かせて情報を入力している 入力ウインドウ(以下LOG窓とします)は A です。当然 A はリグとリンクさせて情報を引っ張ってきていると思います。

LOG窓 A を全面に出して QTH付近を右クリックするとメニューが出てきます。


入力環境設定を開きます。



私は ICOM のリグを接続していますので、このような設定になっていますが、各人の設定はそれぞれのリグ用になっているかと思います。

これは確認なのでこのまま OKでもキャンセルでもクリックしてください。

次に LOG窓 B を開いて同じ様に入力環境設定を開きます。


LOG窓 B はリグとのリンクを切ります。  「非使用」 を選択します。 その後 OK で保存します。  「同じ内容で設定」 をクリックしてしまうと、LOG窓 A の設定も 「非使用」 に変わってしまうので注意してください。

これで環境が整いました。

JTDX, WSJT-X を用いてdigital運用をする場合は、Hamlog の入力画面は LOG窓 B を表に出します。周波数やモードの取り込みは JT-Linker を使いましょう。



周波数やモードはこのJT-Linker が Hamlog に送ってくれますので、リグと Hamlog のリングが切れていても問題ありません。

普段 SSB/CW の運用をするときは、 LOG窓 A を開いておけば、リグとの連携があるので周波数やモードの取り込みが可能です。 この時に同時にJTDX,WSJT-Xが立ち上がっていると、最初の画像のエラーが表示されますが、そのまま放置で大丈夫です。SSB/CWなどの運用が終わってデジタルをやる時になったら、LOG窓 B を開いてから 「Retry」 をクリックすれば JTDX,WSJT-X とのリンクが回復します。



LOG窓の切り替えは Page Up/Down  でできますし、Menuの使用データ(D)からも選べます。

これで解決できるはずです。やってみてください。できないときは・・・ すみません(^_^;)

なお、JA2BQX OTA氏リリースの JTDX-JA2BQX-thw 版 を使用すれば、Turbo Hamlog を立ち上げないでログ付けが可能なので、それを選択するのも手です。

コメント

_ ja1nqu ― 2020年05月14日 09時57分45秒

いつもお世話になっております。
今まで、FT-2000Dを使用していて問題がなかったのですが、今回、リグをFTDX101に変えたところ、本題のようなリンクエラーが発生してしまいました。それぞれのアプリの設定をいろいろ変えて試してみましたが、偶にHamLogへの転送がうまくいってもまた次はエラーを起こしてしまっていました。
JTDX,HamLog検索で、ここにたどり着き不具合が解消したようです。
JTDX-JTAlert-JTLinker-Hamlog VSPEで使用しています。
感謝感激でした。ありがとうございました。

_ JP1LRT ― 2020年05月14日 10時47分59秒

JA1NQUさん、お役に立ててよかったです。またよろしくお願いいたします。

_ JA2BQX ― 2020年10月16日 18時05分19秒

何時もお世話になります。 JTDX , WSJT-X から Ham
log への転送には拙作の diji2thw もあります。お気にとめて置いて頂けたらと思います。

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