私のご近所も含めて散見するタイトルの件、どうやらソフトウェアの使い方そのものを理解していないフシがあります。
WSJT-X にてしても JTDX にしても、画面の左側にはデコードできた局がリストされています。その中でQSOしたい局がいた場合、マウスでカーソルをその局まで持っていき、ダブルクリックです。
画像はCQ を出していたJO1LVZ局をダブルクリックしたところ。右側のリストに入ると同時に送信用のメッセージも作成されます。
これはJTDXでの例です。
WSJT-Xでも動作は一緒です。
そしてAutoSeqで送信が開始されます。 相手と反対側のシークエンスで正しく送信され、相手と同時に送信してしまう 「逆シークエンスでのコール」 は絶対に起きません。
しかしとある局が、このダブルクリックでコールするという基本中の基本操作を知らずにソフトウェアを使っていたことが判明したのです。本当にいたのかと驚愕したしました。
その方は手打ちで相手のコールサインを入力して呼んでいたとのことでした。
この画像はWSJT-Xのものです。 JTDXを使うユーザーはほとんどの方が慣れてらっしゃる方でしょうから、以後はWSJT-Xで話を勧めます。
手打ちで相手のコールサインを入力して、「Enable TX」をクリック・・・ 相手がどちらのシークエンスで出ているか関係なく、その時点でWSJT-XにセットされているTXのタイミングでコールを開始します。 もしくはDX callにコールを手打ち入力して Generated Std Msgs をクリックして・・・
相手がどちらのシークエンスに出ているか確認もせず Enable TX をクリックして送信開始・・・
その後は・・・・ あれれ・・・・・?? 相手が見えない・・・ でもいいか。で延々とコール。
そういう図式です。
私に「HFでトレーニングを積んでこい」と言った凄い方は、「FT8は、主にHFで使用し珍局エンティティーも多くゲットしており十分操作での確認はしている。特にF/Hモードでの運用は十分熟知しており全世界ともQSOを楽しんでいる。」とのことですが、 F/H モード以外でQSOできたのは偶然シークエンスが当たっただけなんでしょう。F/Hモードは Fox と Hound のシークエンスが固定されますから、決して間違えることは起きません。何も知らなくても間違えることがないのです。 ちなみにその方はいつでもDTがずれています。もしかしたらアナログのようにずらして送信したら拾われやすくなる。と勘違いしているのかもしれないですね。PCの時間合わせが重要なことをご理解されてらっしゃらない様子です。
逆側で呼んでいる、とご指摘を受けた方は「そんなはずはない」と思うのではなく、事実を受け止めていただきたいものです。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。