VSPE をお使いで、JTDX または WSJT-X と同時に Turbo Hamlog を立ち上げていらっしゃる方で、時々JTDXまたはWSJT-Xとリグとのリンクエラーが発生して悩んでいる方がいらっしゃると聞きました。
これはJTDXの画像ですが、WSJT-Xでも同じです。
そんな方に解消法をお伝えいたします。
原因はいズバリ Turbo Hamlog との競合です。 Hamlog がリグから周波数やモードの情報を引っ張ってくるとJTDX等とのリンクが切れてしまいます。
それを回避するには Hamlog と リグのリンクを切れば解決します。
「いや、せっかくVSPEでSPLITしている意味がないではないか」 とお思いの方もいらっしゃるでしょう。 はいその通りです。 なので JTDX等を使用中だけリンクを切れば良いのです。
Hamlogの設定をします。
オプションから環境設定に進むと
入力ウインドウが選択できるようになっています。 私の場合 B C D E F も有効にしていますが、その数は個人個人で違うと思います。 通常開かせて情報を入力している 入力ウインドウ(以下LOG窓とします)は A です。当然 A はリグとリンクさせて情報を引っ張ってきていると思います。
LOG窓 A を全面に出して QTH付近を右クリックするとメニューが出てきます。
入力環境設定を開きます。
私は ICOM のリグを接続していますので、このような設定になっていますが、各人の設定はそれぞれのリグ用になっているかと思います。
これは確認なのでこのまま OKでもキャンセルでもクリックしてください。
次に LOG窓 B を開いて同じ様に入力環境設定を開きます。
LOG窓 B はリグとのリンクを切ります。 「非使用」 を選択します。 その後 OK で保存します。 「同じ内容で設定」 をクリックしてしまうと、LOG窓 A の設定も 「非使用」 に変わってしまうので注意してください。
これで環境が整いました。
JTDX, WSJT-X を用いてdigital運用をする場合は、Hamlog の入力画面は LOG窓 B を表に出します。周波数やモードの取り込みは JT-Linker を使いましょう。
周波数やモードはこのJT-Linker が Hamlog に送ってくれますので、リグと Hamlog のリングが切れていても問題ありません。
普段 SSB/CW の運用をするときは、 LOG窓 A を開いておけば、リグとの連携があるので周波数やモードの取り込みが可能です。 この時に同時にJTDX,WSJT-Xが立ち上がっていると、最初の画像のエラーが表示されますが、そのまま放置で大丈夫です。SSB/CWなどの運用が終わってデジタルをやる時になったら、LOG窓 B を開いてから 「Retry」 をクリックすれば JTDX,WSJT-X とのリンクが回復します。
LOG窓の切り替えは Page Up/Down でできますし、Menuの使用データ(D)からも選べます。
これで解決できるはずです。やってみてください。できないときは・・・ すみません(^_^;)
なお、JA2BQX OTA氏リリースの
JTDX-JA2BQX-thw 版 を使用すれば、Turbo Hamlog を立ち上げないでログ付けが可能なので、それを選択するのも手です。
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